『情況』2022年春号が4月20日に発売される。髙井ホアン(Juan.B)の記事が掲載される。

今回の情況は、「キャンセルカルチャー」を特集している。様々な有識者により、近年ネット上でよく聞くようになった「キャンセルカルチャー」への考察や向き合い方が語られる。また、第二特集では「プーチンの戦争を止めろ!」と題して、ロシアによるウクライナ侵攻への過程が考察されている。そんな重厚な特集を余所に、髙井ホアンは連載ページを拡大し、戦前の歴史学者たちが被った国家的な「キャンセル」を追う記事を寄稿した。

他にも、様々な連載記事や書評など、面白く興味深い記事が満載である。肉体廃止系Vtuberの蘭茶みすみによる寄稿では、メタバースで2000時間過ごした経験による社会への提案が行われる。是非、今の日本で一番先鋭的な総合誌『情況』を買って、今の日本の在り方を確認したい。また、情況の若手によるYoutubeチャンネル「情況放送」も展開中である。

『情況』は情況出版により1968年に創刊されたジャーナリズム・総合誌である。休刊を挟みつつも、長く時代の背景を探ってきた歴史があり、「変革のための総合誌」と称している。多くの論客も『情況』誌で活躍した経歴がある。変革のための総合誌『情況』2022年春号は、4月20日より、全国書店及びAmazonなどネット通販で販売される。

現在、Amazonでは予約段階で売切れとなっているが、実店舗では東京・新宿の「模索舎」、名古屋・栄の特殊書店BiblioManiaなど全国の書店で取り扱われる。