ジュンク堂書店京都店が、2月29日に閉店した。
ジュンク堂書店京都店が開店したのは1988年のこと。地下鉄などによるアクセスも良く、5階建のフロアを誇る関西でも有数の大型書店であり、京都市民にとって馴染み深い書店であったが、近年のインターネット通販の伸長や読者の需要動向の変化などによる厳しい書店事情を受け、閉店の運びとなった。阿波しらさぎ文学賞受賞者の佐川恭一も学生時代からジュンク堂書店京都店に親しんでおり、閉店を惜しんでいた。
ジュンク堂京都店、学生時代からずっと通い続けてたのでめちゃめちゃ悲しい…長い間本当にありがとうございました。
— 佐川恭一 (@kyoichi_sagawa) February 29, 2020
ジュンク堂書店はツイッター上などで32年間京都府民に親しまれた歴史に感謝の意を表した。また多くの人々から、別れを惜しむリプライが寄せられていた。
おはようございます。
ジュンク堂書店京都店、開店しました。いよいよ本日が最終営業日になりました。
32年間、ご愛顧を賜り、ありがとうございました。本日もご来店、お待ちしております。 pic.twitter.com/ZMm8eHXDOW
— ジュンク堂書店 京都店 (@junkukyoto_bung) February 29, 2020
ジュンク堂書店は今後について、近隣の「丸善 京都本店」を利用するように案内を行っている。また、同日にはジュンク堂書店ロフト名古屋店も閉店している。だが閉店する一方ではなく、3月1日には茨城県日立市でジュンク堂書店日立店が開店する予定である。今後も書店事情は厳しさを増すと見られているが、書店の動向に注目したい。
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