国際子ども図書館では9月9日から、「『赤い鳥』創刊100年」展を開催する。

鈴木三重吉により、今から100年前の1918年に創刊された児童雑誌「赤い鳥」は、当初から一流の文学者らによる良質な童話・児童文学を掲載し、日本の子ども文化の発展に大きく貢献した。掲載された作品は現代にも知られ読み継がれている作品が多く、芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」も、「赤い鳥」創刊号に掲載されたものである。この展示会では、「赤い鳥」を通して児童文化の発展に寄与した鈴木三重吉、童謡の発展に寄与した北原白秋など、「赤い鳥」に参加した作家たちの視点から、「赤い鳥」がもたらした様々な影響を探っていく。展示は9月9日~11月11日、11月13日~2019年1月20日の二期に別れている。

開催期間中には、講演会やギャラリートークも開催され、より広く「赤い鳥」と児童文化の世界に親しむことができる。100年前から現代に受け継がれる児童文化に触れられるこの機会に是非参加してみてはいかがだろうか。

「『赤い鳥』創刊100年」展は、国際子ども図書館で9月9日から2019年1月20日まで開催される。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。