佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』(破滅派)が11月16日に放送された、BSよしもと「第一芸人文芸部~俺の推し本~」でMCを務める芸人で作家ファビアンの推し本として紹介された。
同番組は、ピース・又吉直樹率いる第一芸人文芸部が仕掛けるブックバラエティ番組。MCをピストジャムとファビアンが務める。本好き芸人が集まり、人に薦めたい「推し本」を、舞台でつちかった話術を駆使してプレゼンしあう。
今回のゲストは、第一芸人文芸部創刊準備三号に小説を寄稿したバイク川崎バイクと、怪談をテーマにしたYouTubeが人気を集め、芸人の怪談を集めたアンソロジーに参加したタケト。
番組ではファビアンの『シン・サークルクラッシャー麻紀』のほか、バイク川崎バイクが安東みきえ『頭のうちどころが悪かった熊の話』(理論社)、タケトがスチャダラパー『大余談』(立東舎)、ピストジャムが金原ひとみ『マザーアウトロウ』(U-NEXT)をそれぞれ推し本として熱く語り合った。
ファビアンは「夢中で一気読みした」とあらすじを述べつつ絶賛。「一次」「三次」など、文学賞の予選通過の結果で呼び合うという本書での内容に、バイク川崎バイクが「M-1準決勝」みたいな感じだ」と彼らの文脈で理解を示す場面も。
なお、配信期限は30日17時までで、登録すれば誰でも無料で観ることができる。まだ読んでいない諸君はこの番組を視聴し、ぜひ本書を手に取ってほしい。

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