日本文学振興会が主催する『第30回松本清張賞』は18日、森バジル「ノウイットオール」が受賞したと発表。

 推理小説から時代・歴史小説まで幅広いジャンルの小説で時代を画した松本清張の業績を記念した、公募の長編小説賞。

 最終候補には、受賞作のほか岩渕涼「誰が為に星は降る」、川窪ゆか「八丁堀の七不思議」、榛野文美「埋火」の四作が上がっていた。

 森バジルは福岡市在住の会社員。受賞作は文芸春秋から単行本で刊行される。

 なお、正賞の時計のほか、賞金500万円が贈られる。贈呈式は6月下旬に東京都内で行われる。