日本SF作家クラブ主催による第39回日本SF大賞の、最終候補作となる6作品が、14日に発表された。
日本SF大賞は日本SF作家クラブにより1980年から開催されている、日本におけるSF表現の賞である。毎年9月1日から翌年8月31日までの1年間に発表(もしくは発生)された、小説・漫画・映画更には出来事などの媒体を問わない「SF」が審査対象となっている。また、第34回(2014年度)からは候補作を一般からのエントリーで受け付け、そのエントリー表の中から審査員が投票して決定するという方式となった。
第39回となる今回、一般エントリーと審査員選考を越えて最終候補作となったのは次の6作品である。
書影 | 書誌情報 |
『オブジェクタム』
高山羽根子 (朝日新聞出版) |
|
『最後にして最初のアイドル』
草野原々 (早川書房) |
|
『飛ぶ孔雀』
山尾悠子 (文藝春秋) |
|
『名もなき王国』
倉数茂 (ポプラ社) |
|
『半分世界』
石川宗生 (東京創元社) |
|
『文字渦』
円城塔 (新潮社) |
ご覧の通り、今年度は全て文芸作品が選考されたようだ。来年2019年2月24日に、選考会を経てこれら6作品の中から大賞が選出される。今回の選考委員は
・日下三蔵
・高槻真樹
・高野史緒
・飛浩隆
・長谷敏司
となっている。2018年のSFはどのような作品が選ばれるのか、期待して待ちたい。
コメント Facebookコメントが利用できます