歌舞伎町文学賞の受賞作が発表され、計10作が選出された。

10次以上に渡る選考や、作品の増減、真偽不明のトラブル、そして詩・小説・短歌から漫画・イラスト、さらには写真まで対象に含むフリーダムな選考もあって注目を集めていた歌舞伎町文学賞。一時は文学賞の存在が危ぶまれた時もあったものの、無事発表に至った。

50作以上の候補から選ばれたのは、以下の計10作である。

受賞作(4作同時)
・JKリフレの思いで(はにわ)

・おっぱいなんて見たくないこの愛のゆくえも(けろっち)

・サビオ(雨宮美奈子)

・歌舞伎町・通り(姫園淀仁)

 

特別賞

みやめこ特別賞
・だって私は美人だから(浅田)

椿えれな特別賞
・題名なし(※本名により作者名不敬際)

杜 美緒特別賞
・夜のお仕事と私(裸眼のミドリ)

M.C角煮特別賞
・不明(※作者所在不明)

てんちむ特別賞
・目眩(佐藤)

せりな特別賞
・THE LAST SONG(佐川恭一)

 

破滅派同人の佐川恭一も参加し、「THE LAST SONG」でせりな特別賞を受賞している。運営コメントではこの選出に関して相当の論争があったことを示している。受賞作の内容は7月9日頃まで、下記掲載の賞公式サイトで確認する事が出来る。歌舞伎町が選んだ「文学」とは何か、是非この機に見ておきたい。