沖縄県出身の新鋭映画監督、木村あさぎ氏の長編デビュー作『蹄』の完成披露上映会が12月に東京都渋谷のユーロライブと沖縄県那覇市の桜坂劇場にて、翌1月に沖縄県立博物館・美術館講堂にて開催される。詳細は以下のとおり。

 

2017年12月17日(日)
①開場17:45 開演18:00
②開場20:15 開演20:30
会場:ユーロライブ(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)

2017年12月20日(水)
開場18:30 開演19:00
会場:桜坂劇場(沖縄県那覇市牧志3-6-10)

2018年1月8日(月・祝)
開場13:30 開演14:00
会場:沖縄県立博物館・美術館2F講堂(沖縄県那覇市おもろまち3-1-1-2F)

※ 前売り券は末尾の「チケットぴあ」リンクより購入可能。前売り券とは別に当日券の販売もあり。
※ 座席指定券の発行なし。

 

木村あさぎ監督は1994年、沖縄県生まれ。イメージフォーラム映像研究所を卒業後、シネアスト・オーガニゼーション大阪の助成を得て『蹄』を沖縄と大阪で撮影した。「“本質を探し続ける”ファンタジー」と銘打たれた本作は、「私、ウシなの」と言い残して失踪した女を探し求めて南の島にたどりつく男の彷徨を描いた物語であるという。今回上映されるのは、2017年3月の大阪アジアン映画祭でのプレミア上映後に編集を重ねた完成版となるもよう。せっかくなので、作品の舞台となった沖縄に来て鑑賞すれば、よりいっそう楽しめるのではないだろうか。

そして『蹄』の公開に先立つ12月3日(日)、沖縄県立美術館講座室にて「木村あさぎ監督 初沖縄上映会」が開催される。沖縄映画研究会が主催する同イベントでは、木村あさぎ監督がイメージフォーラムフェスティバルジャパントゥモロウ部門優秀賞を受賞した短編映画『鱗のない魚』(2016年/30分)が上映されるほか、木村監督と映像作家の東英児氏(短編ドキュメンタリー映画『KAIBIGAN』監督)によるトーク・セッションが行われる。映画研究者の名嘉山リサ氏(沖縄工業高等専門学校准教授)による研究発表も見逃せない。

 

画像 映画『蹄』公式Facebookページより