島根県松江市に所在する小泉八雲記念館では今月27日から来年6月10日までの間、企画展「文学の宝庫アイルランド」を開催する。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、1850~1904)は幼少期を父の実家があるアイルランドのダブリン(当時はイギリス)で過ごし、古来からのアイルランド(ゲール)文化に慣れ親しんだ。また、1891年からの来日当初、松江に在住し島根県尋常中学校と師範学校において英語を教授している。

企画展「文学の宝庫アイルランド」は、副題を「ハーンと同時代を生きたアイルランドの作家たち」として、ノーベル文学賞受賞者を4人輩出した文学の国としてのアイルランドに迫っている。W.B.イエイツやオスカー・ワイルドなど、同時代を生きていたアイルランド人作家達やその文学に触れながら、八雲の中にも息づいているアイルランドでの経験を学ぶことができる企画展となっている。また、小泉八雲の曾孫である小泉凡館長によるトークショーなど、ここでしか見れない関連企画も行われているので要チェックである。

企画展「文学の宝庫アイルランド」は島根県松江市の小泉八雲記念館で来年6月10日まで開催される。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。