斧田小夜の単行本『では人類、ごきげんよう』が、東京創元社より2025年12月25日に販売されることがわかった。サイン本のネット販売も行われる。

2022年に破滅派より『ギークに銃はいらない』を刊行し、SFマガジンなど各方面で活躍を続ける作家斧田小夜だが、この度、東京創元社より新たな作品集が発売されることとなった。タイトルは『では人類、ごきげんよう』。創元SF短編賞受賞作『飲鴆止渇』を始め、様々な時代が舞台となった、幻想的なSF小説が六編掲載されている。368ページ、価格は2530円。東京創元社での内容紹介は以下の通り。

天からさまよい墜ちた彼は、地上で麒麟の姿を得て漢の皇帝・武帝の相談相手となる――「麒麟の一生」。民主化運動が頂点に達したその国の広場を、猛毒を持つ伝説の巨鳥が襲った――創元SF短編賞優秀賞作「飲鴆止渇(いんちんしかつ)」。耳なし法一の舞台となった神社の駐車場に放置された電気自動車が体験する不思議な数日間――「ほいち」など、遠い神話の時代から遥か未来の宇宙まで、実力派作家が伝説の生物に材をとり自在に物語るSF幻想、全6編。

SFやミステリーなどを専門に刊行する東京創元社から作品集が発売されることで、斧田小夜の作品がより多くの人に読まれることを願いたい。当はめにゅーでは今後も斧田小夜の活躍を紹介していきたい。

また、東京創元社のサイトでの告知によれば、『では人類、ごきげんよう』サイン本のネット販売も行われるという。締め切りは12月3日17時となっているので、ファンの方・手に入れたい方は早めに申し込みを行おう。詳細は下記リンクを参照のこと。