友利昴『エセ商標権事件簿ー商標ヤクザ・過剰ブランド保護・言葉の独占・商標ゴロ』が、この度パブリブより発売されることがわかった。

2019年5月に髙井ホアン著『戦前反戦発言大全』『戦前不敬発言大全』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、今回、シリーズ『過剰権利主張スタディーズ』の第2巻として友利昴『エセ商標権事件簿ー商標ヤクザ・過剰ブランド保護・言葉の独占・商標ゴロ』が出版される。著者は、昨年7月に第1巻書籍『エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』を出版し、他に『オリンピックVS便乗商法』『知財部という仕事』『へんな商標?』等で知られる知財専門作家、友利昴である。

友利昴『エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』がパブリブより7月に発売

Juan.BJuan.B

友利昴『エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』が、この度パブリブより発売される。著作権に絡む数々の珍事件とは?

表現に関わる者なら誰もが気になるであろう著作権に触れた第1巻に続き、『エセ商標権事件簿ー商標ヤクザ・過剰ブランド保護・言葉の独占・商標ゴロ』では商標権にまつわる様々な珍事件や「エセ商標権」に関するトラブル事例が紹介される。我々の身近に存在する様々な「ブランド」の周囲では、どのような事件が引き起こされてきたのだろうか。

断捨離事件 言葉狩りを目論むエセ商標権者は断捨離だ!
面白い恋人事件 パロディを理解しないカタブツ社長
ピンク・レディーdeダイエット事件 パブリシティ権の限界!
ゆっくり茶番劇事件 ユーチューバーの騒動で大迷惑!
フランク三浦事件 パロディ商標はなぜ本家に勝訴できた?
ペンパイナッポーアッポーペン事件 世界のりんごは俺のもの!
銃夢ハンドル事件 高名漫画家が無実の若者に改名を迫る!
モンスターエナジー事件 モンスタークレーマーは連敗中

名だたるブランドや商標の周辺で発生した珍事件の数々が紹介され、商標権について楽しく学ぶことができる。また、商標トラブルについてよりよく知ることができる、「『みんなのもの』を 商標登録する人々」「エセ商標権を主張し 逆に訴えられた人々」などのコラムも多数収録されている。496ページの濃密な大著となっており、クリエイターなら第1巻と合わせて是非読んでおきたい一冊である。

友利昴『エセ商標権事件簿ー商標ヤクザ・過剰ブランド保護・言葉の独占・商標ゴロ』は、12月中旬に全国書店、Amazonなどの各種通販で販売されるとみられる。価格は2500円+税。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。