5月29日に開催される第三十四回文学フリマ東京だが、破滅派の動きも慌ただしい。

今回の文フリ東京では、破滅派はア07・08に設置された。入口から入って右に壁沿いに進めば見えてくる、所謂「壁サー」である。

紙の破滅派『小説の速度。』

今回発売される、「紙の破滅派」十七号のテーマは、『小説の速度。』である。破滅派の編集会議で示された小さな疑問から生れた、小説のあり方そのものを探る大きなテーマを、同人がそれぞれの解釈で「速く・遅く」示した作品が掲載される。また、小説の「速度」を巡るアンケートや評論も掲載されており、改めて小説の構造に向き合える特集となっている。少しでも気になったら、「速さって何だ?」と思ったら、是非文フリ東京で破滅派に来て是非目の当たりにして頂きたい。破滅派の作家たちもTwitterで意気込みを覗かせている。

佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』、斧田小夜『ギークに銃はいらない』の先行販売

そして、破滅派の商業出版第二弾となる佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』、斧田小夜『ギークに銃はいらない』の先行販売も行われる。消費税分割引かつ最速で手に入れることが出来る。斧田小夜『ギークに銃はいらない』についてはサイン本が手に入るかも?

高橋文樹『アウレリャーノがやってくる』に続き、破滅派所属の実力派作家の力量が強く発揮された作品を、是非ご覧頂きたい。作品の詳細については下記記事も参照して欲しい。

佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』と斧田小夜『ギークに銃はいらない』が6月発売

高橋文樹高橋文樹

破滅派から新たに2冊の書籍が刊行される。佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』と斧田小夜『ギークに銃はいらない』である。2022年6月中旬発売を予定している。5/29(日)開催予定の文学フリマでは、新刊破滅派17号とあわせて2冊を先行販売する予定。

 

他にも、破滅派同人が参加している他文芸誌もそれぞれのブースで販売される予定なので、是非当日までにチェックを済ませておこう。会場には破滅派同人も参加予定なので、誰と会場で会えるか、こちらも楽しみにしてほしい。また、破滅派ポストカードも配布されるとの情報もあるので、是非足を運ぼう。

今回の文フリも成功することを祈りつつ、5月29日を待ちたい。第三十四回文学フリマ東京は、5月29日に東京流通センター・第一展示場で開催。詳細については下記サイトなども参照のこと。