小澤裕之『ソ連アニメ完全ガイド 革命から人類滅亡まで』がパブリブより2026年11月に発売されることがわかった。

2025年7月に「珍アニメ完全解説」シリーズVol.3として髙井ホアン著『反日アニメUSA』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、他にも様々な漫画・アニメに関する書籍を手掛けている。今回、「共産趣味インターナショナル」第11弾として『ソ連アニメ完全ガイド 革命から人類滅亡まで』が刊行されることとなった。著者は、ロシア文学研究家の小澤裕之である。

ソ連のアニメと言えば「チェブラーシカ」や「雪の女王」など様々な作品が知られているが、こうした可愛らしさやあるいは芸術性が押し出された作品のほかにも、様々なプロパガンダや手法、あるいは前衛的であったり規制の中で物議をかもした作品が数多く存在する。今回出版される『ソ連アニメ完全ガイド 革命から人類滅亡まで』は、帝政ロシア末期から、ソ連崩壊までの約八十年に渡る「ソ連アニメ」を幅広く約90作品も集め解説する書籍となる。

★チェブラーシカ  実写版も公開、ロシアを代表する国民的人形アニメシリーズ
★雪の女王  宮崎駿に大きな影響を与えた、「想いを貫く」物語
★今に見てろよ!  『トムとジェリー』のソ連版
★イワンと仔馬  手塚治虫を魅了した、ソ連初のカラー長篇アニメーション
★霧の中のハリネズミ  白馬、霧、星空に迷うハリネズミ、世界が愛した幻想の10分
★ヴィンニー=プーフ  『くまのプーさん』のソ連版
★魔法のグラスハーモニカ  検閲で封印された異形の諷刺
★ある犯罪の物語  「雪どけ」の自由に芽吹いた、時代を画する社会派ドラマ
★惑星間革命  火星への革命道中
★第三惑星の秘密  『チェブラーシカ』の監督の手がけた、カルト的SFアニメ
★ロシア以外のソ連構成国の作品や日ソ合作の長篇も

 これら90作品について、詳細な解説やあらすじなどが掲載される。またソ連構成国のアニメや制作環境などについて解説コラムもある。共産圏ソ連のアニメが日本のアニメとどれほど異なりまたどれほど似ていたのかも含め、とても刺激のある視聴体験となることは間違いない。ソ連アニメの視聴の友としてはもちろん、アニメ研究としても、是非読んでおきたい一冊だ。

小澤裕之『ソ連アニメ完全ガイド 革命から人類滅亡まで』は、2026年11月上旬より全国書店、Amazonなどで発売されるとみられる。224ページで、価格は2400円+税。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。