白川アヤト『ポストパンク・ガイドブック』が、パブリブより9月に発売されることがわかった。
2025年7月に髙井ホアン著『反日アニメUSA』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、『デスメタルアフリカ』に始まる「世界過激音楽」シリーズなど、メタル・パンクはじめ音楽関連の書籍も数多く刊行しており、様々なジャンルの音楽ファン達から好評である。今回刊行される『ポストパンク・ガイドブック』もそうした音楽探求の一冊となる。著者はDJの白川アヤトである。
パブリブではこれまでもメタルやヒップホップなど様々なジャンルに関する書籍を数多く出版してきたが、今回扱われるのは、パンクの実験精神を継承し、現在に至るまで世界に広がり続けている「ポストパンク」である。「反抗・実験・耽美・ダンス」という副題からも分かる通り、その影響や触れられ方は多岐にわたる。1970年代末のパンク以降に生まれ、そして乗り越えていった潮流を総覧する一冊ともなる。
JOY DIVISION
絶望と孤独の果てに生まれたポストパンクの象徴PUBLIC IMAGE LTD
ロックを破壊・再構築したポストパンクの先駆者THE CURE
陰鬱と甘美を両立させた孤高の存在TALKING HEADS
アートとファンクを融合したNYポストパンク代表格BLACK MARBLE
孤独に寄り添う内省的シンセポップКИНО
変革期ソ連に輝くロシアン・ロックのヒーローP.K.14
中国インディーシーンの礎を築いた革命児
537組のバンド、628枚の音源という膨大な数の紹介に加え、有名バンドへのインタビューや、ポストパンクが世界に与えた影響を探る「ベルリンの壁と音楽」「ソ連とポストパンク」「ポストパンクとファッション」といったコラムなど、ポストパンクの世界をより学べるコンテンツも多く掲載されている。パンク以後というだけでなく、現代の音楽シーンを広く眺める上でも読んでおきたい一冊だ。
白川アヤト『ポストパンク・ガイドブック』は、2026年9月上旬より全国書店、通販サイト、CD・レコードショップなどで発売される。A5判オールカラー224ページで、価格は税抜2800円。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。
また、パブリブ社では「パブリブックレット」の刊行も明らかにしている。「ビジネスとサブカルの間ぐらいにある読み物」という地点を目指して作られており、第一弾は、ハマザキカク『NISAは社会人のリトマス試験紙』が予定されている。これまで数多くの本を世に送り出してきた同社社長のハマザキカク氏による、一般社会でのNISAへの反応・言い訳から人生観を読み解くという鋭いテーマのブックレットとなっている。同じく9月刊行で、B6判、112ページ、本体1500円。こちらも目が離せない。

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