2019年(6年前!)に2冊の大著『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』を上梓した髙井ホアンは祖父母から聞いた戦争体験がオーラルヒストリーに興味を持つきっかけになったと語る。ハーフという日本ではマージナルなルーツを持ったことも、戦間期という時期に危険をおかして声を上げる人々に興味を持つきっかけになったのかもしれない。東京新聞サイトでは冒頭を立ち読みできるのでぜひご覧いただきたい。
毎日新聞のサイトでは髙井の名を確認できなかったが、おそらくコメントが掲載されているはずだ。関連リンクから確認してほしい。
先日の文学フリマ香川で配布された破滅派のPR誌「とぅるまん2」にも髙井のインタビューが掲載されている。すでに品切れではあるが、文学フリマ大阪での配布を楽しみにしてほしい。
今年2025年は戦後80年、戦争を語ることのできる人も減ってきてしまっている。髙井のように新しい世代が戦争を語り継いでいくことで、平和への意志が受け継がれることを期待したい。

コメント Facebookコメントが利用できます