――親魏倭王台与のもとに全裸の男が現れる。男はエメーリャエンコ・モロゾフと名乗った。『裸歩する男』 ――円形に並べられた椅子に座る男女が罪の告白を始める。『新世界が来るらしい』 ――ご主…
メビウスの輪、クラインの壺、ウロボロス。 回文短歌、回文俳句、回文詩、回文に関する小説 etc 玉石混交、まさに福袋。 回帰するもの、ループするものに心惹かれ、回文をこよなく愛する大猫の渾身…
2013年から2019年にかけて破滅派で発表された掌編から選りすぐりのものを集めました。大人向けの恋愛小説から、時事ネタを取り扱ったユーモア、異国の地を舞台にしたパニックものなど、ジャンルフィク…
もしあなたがWeb時代の文学に興味があるならば、一度はエメーリャエンコ・モロゾフの名を聞いたことがあるだろう。本書は謎めいたモロゾフの文学の精髄に迫る決定版である。本書は本邦初の入門書であり、モ…
孤独は地に縛られた心から生まれる――文学者であるとともに飛行機乗りでもあったフランスのある作家はそう説いた。他人とつながれない者、愛を見失った者、差別を受けて生きる者……。さまざまな事情により周…
一人は自らの過去を話し、一人は雨の中で過去を回想した。 一人ははるか南国の太陽の下で自らの時間をリセットし、一人は雪の中で自分の時間を止めた。 天候の様に一つ一つ違うそれぞれの人達の生き方を…
ペルシャのウード、中国の琵琶、そして日本の琵琶。琵琶にまつわる三つの物語です。 音楽を愛する人、昔の物語を愛する人、報われない情熱、叶わぬ恋、密かに悔し涙を流す夜の長さを知る人。 そんな人た…
国民的女優がハプニングバーに通っていることを確かめるため潜入取材をおこなった海野優人は、そこで殺人事件に巻き込まれてしまう。警察の事情聴取のあと、優人から事件の詳細を聞いた優人の恋人宮澤靖子は驚…
小四女児二名が校舎屋上から投身自殺した。自殺した女児のクラスメイト有賀芳江は宮澤靖子、望月千代吉と共に事件前に失踪した少年が二人の死に関与しているのかを確かめるため調査を開始するが、また一人自ら…
不治の病にかかった男の最後の希望「目覚める頃には」、妹が母親に似ていることに嫉妬した兄がとった行動とは「先生あのね」、カクヨムショートショートコンテスト入賞作「余命宣告」など十編収録。笑える話か…
同級生を殺してしまった少女に手を差し伸べたのはキチガイだった。少女がキチガイと交わした約束は数百年の時を超え果たされる。統合失調症患者と女子高生のふれあいを描いた「スキゾフォニック・シグナルズ」…
「童Q」と呼ばれる土佐生まれの男を通し、ゼロ年代の京都大学を赤裸々に描くことで平成に別れを告げる表題作や、村上春樹の処女作『風の歌を聴け』への大胆なオマージュとして話題をさらった『ナニワ最狂伝説…
ぶっつけろ混血の肉弾!ぶちまけろ混血の体液!俺達の存在が未来永劫忘れられない為にも、あらゆる場所に俺達の証を……! 2017年新年に浮かれる読者を震撼させた問題の表題作「天覧混血」を中心に…
昔の和歌や俳句のように、無数の掌篇小説が一般市井人の手で制作される日を空想するとは何たる愉快であろう――川端康成が思い描いた理想はインターネットという広く開かれた媒体の力により現実のものとなった…
この物語は、美脚に溺れた人生の、私小説的な何か....である。 思えば、街で女性を眺める際になぜか、その下半身ばかりに目が行くようになったのは、 いつ頃からのことだろうか...? …
東京のある町で、毎晩のように飲んだ暮れているアウトロー砂場恍には、実は、有能な心理カウンセラーという昼間の顔があった。彼の元には、今日も訳ありの相談者が押し寄せる。いずれも、他の精神科医が匙を投…
破滅派13号BTTBでは「作家の処女作を元に作品を書く」というお題で原稿を募集しました。そこに集められた作品のうち、優れたものを電子書籍として販売いたします。
芸能記者・朧和輝は、グラビアアイドルと取材で出会い、深い関係となった。 あどけない彼女とのS●X...しかし、逝く瞬間、彼はとんでもない予知夢を見てしまう。 それは、彼女が××され、殺される…
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
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