Dommuneで8月8日、「『北朝鮮アニメ大全』북한 애니메이션 대전」が配信されることがわかった。

昨年8月にパブリブ社より発売され、各所で話題となっている大江・留・丈二著『北朝鮮アニメ大全』だが、その濃密な内容と、北朝鮮製コンテンツの数々を紹介する放送がDommuneで行われる。

出演者は著者の大江・留・丈二、韓国アニメに詳しく『韓国アニメ大全』の著者でもあるかに三匹、そして『鬼畜米英漫画全集』著者の髙井ホアン(Juan.B)である。

2024年4月、アメリカの対北朝鮮シンクタンク「38north」は、北朝鮮のアニメスタジオが、日本や欧米のアニメ制作に関与している、というレポートを公表し、北朝鮮アニメに注目が集まった。 寝耳に水を浴びた『魔導具師ダリヤはうつむかない』のアニメ制作会社は、下請け・孫請け事業者の再委託状況を精査し、確認が取れなかった部分(中国の下請け業者に発注されたシーン)を、日本国内で再制作するなど追加措置を講じ、無事放映される形になったが、「北朝鮮への再委託」に関しては、不透明感だけが残った。 今回のDOMMUNEでは、『北朝鮮アニメ大全』の著者で、国内屈指の北朝鮮マンガ・アニメコレクターの大江・留・丈二氏が、北朝鮮アニメの下請け事業の歴史や制作システムを解説するとともに、「北朝鮮の美少女アニメ」「北朝鮮のロボットアニメ」「北朝鮮の反米アニメ」「北朝鮮の糞鬱アニメ」「北朝鮮アニソン」などを紹介する。 また会場限定で、超レアな北朝鮮のストーリー漫画・教育漫画・風刺漫画・宣伝画などが閲覧できるよう北朝鮮コレクションの一部を持参し、さらにパブリブのサブカル本著者による追加発表も予定している。

配信は、渋谷PARCO 9階「SUPER DOMMUNE」で行われる。配信に加え、現場での観覧も可能。また、現場では物販も行われる予定である。『北朝鮮アニメ大全』、そして北朝鮮の様々なコンテンツとその背景をより深く知ることができる放送となりそうだ。

「『北朝鮮アニメ大全』북한 애니메이션 대전」は渋谷PARCO 9階「SUPER DOMMUNE」より、8月8日19時から放送される。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。