7月24日に発売された、光文社のミステリー文芸誌『ジャーロ No.95』に、佐川恭一の小説が掲載されたことがわかった。

本人がTwiiterで伝えた。

これまでも『ジャーロ』で性と学歴の世界を纏い数々のミステリーを掲載してきた佐川恭一だが、今回もさらに学歴社会と向き合う作品を、ミステリーの豊かな世界に見事に築き上げた。

今回掲載された『父の帰還ーー七浪京大卒無職の逃走』は、佐川恭一曰く「クライマックスが近づいて」いる佳境ということで、大きな盛り上がりを見せる作品となっている。果たして七浪京大卒無職はどこに向かおうとしているのか?是非購入して、学歴と性欲に満ちた佐川恭一の世界を楽しみたい。ジャーロには他にも、ミステリー文学に関する記事ほか様々なミステリー小説が掲載されているので、楽しみながら読みたい。

『ジャーロ』は2000年9月に創刊されたミステリー小説専門誌(創刊時は「GIALLO」表記)で、2016年より電子雑誌形式での刊行となり、2017年より季刊となった。本格ミステリーをはじめ、サスペンス、ホラー、ファンタジー、また連載から短編までなど幅広いミステリー小説を掲載している。そのほか、ミステリーをより深く楽しめるコラムや文学賞に関する記事なども掲載されている。

『ジャーロ No.95』は7月24日に電子書籍として発売されている。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。