シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」をもとにAIが台本を書き起こしたオペラ「ロミオがジュリエット Romeo will juliet」が11月18日・19日に、大阪府・高槻城公園芸術文化劇場で上演される。

 オペラ「ロミオがジュリエット Romeo will juliet」は、2021年に作曲家の足立智美がGPT-2の文章作成AIを駆使してテキストを創作した。その試みが評価され、令和3年度文化庁芸術祭賞音楽部門大賞、第21回サントリー佐治敬三賞を受賞している。

 演出をあごうさとしが務め、ソプラノ歌手の太田真紀、ギタリストの山田岳がロック・メタル・電子音楽など幅広いジャンルの音楽で色づけた斬新なオペラとなっている。

 シェイクスピアによる古典が、AIで書き換えられるという、現代を象徴するような作品。この機に観劇することをお勧めしたい。