松原左京『世界売国奴列伝 裏切りと傀儡の肖像』がこの度パブリブより発売されることがわかった。

2025年に髙井ホアン著『反日アニメUSA』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、同社の歴史に関する書籍の数々は、刊行される度に多くの注目を集めている。今回、世界史の影に置かれつづけた様々な「売国奴」を集めた『世界売国奴列伝 裏切りと傀儡の肖像』が刊行されることとなった。著者は、同社より『童貞の世界史』を刊行しているライターの松原左京である。

世界史の中で勢力と勢力がぶつかりあったとき、様々なドラマが生まれる。その中でも、敵に味方したり裏切ったなどといわれる「売国奴」と呼ばれる人々の名前も長く世に残り続けている。『世界売国奴列伝 裏切りと傀儡の肖像』では、そのような世界史上の「国を売った」「裏切り者」「傀儡」と呼ばれてきた人物たち59名を取り上げ紹介する。単なる勧善懲悪ではなく、「国を売った」と呼ばれるに至る彼らなりのそれぞれの理由や論理を探っていく内容となっている。

ペタン ヴェルダンの英雄からヴィシーの老元帥へ

汪兆銘 和平救国を掲げ傀儡に沈んだ重鎮

溥儀 皇帝の血脈に縛られた傀儡皇帝

ベネディクト・アーノルド ウェストポイントを売った独立軍の勇将

小早川秀秋 関ヶ原で豊臣を売ったとされた金吾

クヴィスリング 独軍誘致で売国名詞化したクヴィスリング

李完用 親露から親日に転じた併合宰相

ミール・ジャアファル プラッシーで主君を売った太守軍司令

秦檜 岳飛を葬り和議を結んだ南宋宰相

タレイラン ウィーン会議で祖国を救った裏切り外交官

タレイランのように現代に至るまで議論の続く人物もいれば、クヴィスリングやペタンのように売国者の代名詞扱いとなってしまった人物もいる。そうした人物たちの背景も紹介し、「裏切り」とは何か、「傀儡」とは何か、「売国」とは誰が決めるのかが問い直される。歴史の新たな一面に触れることのできる、読み応えのある列伝となりそうだ。

松原左京『世界売国奴列伝 裏切りと傀儡の肖像』は、2026年8月上旬より全国書店、ネット通販などで発売されるとみられる。384ページで、価格は2500円+税。