内藤智裕『メロデスガイドブック 世界編』が、パブリブより7月にに発売されることがわかった。
2024年2月に髙井ホアン著『鬼畜米英漫画全集』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、『デスメタルアフリカ』に始まる「世界過激音楽」シリーズも様々な音楽ファン達から好評を受けている。今回、2023年9月に刊行された『メロデスガイドブック 北欧編』の続刊である、『メロデスガイドブック 世界編』が世界過激音楽Vol.22として出版される。著者は同じく内藤智裕である。
パブリブでは、これまでも『デスメタルアフリカ』『デスメタルチャイナ』など、ジャンルが多彩化し続けるデスメタルやブラックメタルについて、地域や背景といった様々な観点から紹介する書籍を出版してきた。今回紹介される「メロディック・デスメタル」、通称メロデスは、デスメタルから残虐性を薄めメロディやハーモニー、抒情性を強めたメタルのジャンルである。様々なメタルのジャンルと競いながら発展を続け、近年は日本でも人気が高まっているジャンルとなっている。『メロデスガイドブック』はそのジャンルの幅広さから、『北欧編』と『世界編』の二冊に分れて発売されることとなった。今回発売される『世界編』では、北欧から世界に範囲を広げ、世界各地域の様々なメロデスが紹介される。北欧と世界が一冊で対になるその音楽の濃さにも双方注目したい。
Sadist
キーボード導入Nightfall
パワーデス提唱Arghoslent
白人至上主義メロデスBlood Stain Child
西日本代表トランスメタルSilence Lies Fear
アゼルバイジャン・モダンメロデスCarcass
メロデス元祖賛否両論Nightrage
ギリシャ産ヨーテボリ育ちDisarmonia Mundi
天才マルチモダンメロデスIntestine Baalism
東日本代表ブルータル・メロデスThe Black Dahlia Murder
アメリカで最も成功したメロデス
また、メロデスの世界をさらに楽しむことができるコラムや、有名バンドへのインタビューなども多く掲載されている。北欧編に続き、濃厚なメロデスの世界を、より深く知ることができる一冊となるだろう。他にも、パブリブからはメタルに関する書籍が数多く出版されているので、こちらもチェックしたい。
内藤智裕『メロデスガイドブック 世界編』は、2024年7月より全国書店、Amazon、CD・レコードショップなどで発売されるとみられる。208ページで、価格は2800円+税。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。
コメント Facebookコメントが利用できます