ジャンル迷子
この質問をすること自体勉強不足なのだと承知の上で質問させていただきます。
小説を書き始めて3年目になりまして、自分の書きたい形がいよいよ違うのではないかという印象が出て来ました。以前は小説に近づける努力をしてきたのですが、この頃知人から散文詩だと言われました。しかし、それまで散文詩などまともに読んだためしがないもので何を読んで参考にしたらよいのかわからず、そもそも自分は詩が書きたいのか? それとも文体がそれに似ていて知人がそう言ったのか? 私の書いた「叙景」「静寂」「蒼、碧」「正しく歩けているのだろうか」「ことり」が書きたいイメージに近い拙作なのですが、ご意見いただけたら幸いです。
ジャンルというのは言った者勝ちなところがありますので、あとはどのように自称したいかということにつきるかと思います。現在において「詩的な散文」と「散文詩」の違いを明確にすることは難しいですし、そんなことに興味をもっている人もいません。あまり自分をジャンルに当てはめず、「散文を書いてますがそれがなにか?」という程度の気持ちで大きくかまえてはいかがでしょうか。
余談ですが、個人的な意見として、「散文詩のような物が登場したからこそ詩は求心力を失ってマイナージャンルになってしまった」ように感じます。