大木芙沙子による小説「シャーロットのわき毛」が5月29日に発売される、文芸雑誌『三田文学 No.164(2026年春季号)』に掲載される。

 『三田文学』は、永井荷風が編集主幹となって1910年に創刊された。戦前は久保田万太郎や佐藤春夫などの新人を見出した。戦後は原民喜や松本清張、遠藤周作など数多くの作家を輩出。休刊と復刊を繰り返してきたが、現在は1985年から第8次「三田文学」として、会員制の三田文学会によって季刊で年に三回発売されている。

 同誌には、大木の新作ほか小説では、芥川賞作家の鳥山まことによる「井口さんの葬式」と、「第22回三田文学新人賞」で「あるく女」が奨励賞を受賞した藤代淑子「花火」が掲載される。

 また、2024年に『人間漱石におけるケアの痕跡――その文学の和解の力』で「第30回三田文学新人賞」佳作を受賞した山根息吹による三田文學新人賞受賞第一作となる評論『「精神病」を背負って生きぬいた人間漱石――生を支えるその文学の力』が掲載。

 さらに、[講演]として、聞き手を郷原佳以が務めた金原ひとみ「新しくなりつづける作品――創作の歩みを振り返って」はじめ、詩や短歌、エッセー、評論など。

 なお、現在はアマゾンほか、公式HPhttps://www.mitabungaku.jp/quarterly0.htmlで予約注文もできる。大木ファンはもちろん、まだ読んだことのない人もここから彼女の作品を知るのもいいのではないだろうか。