佐藤太郎は、新潟県の保守的な家に生まれた法学部の学生。
ある日、彼は面接で言われるのだ。
「お前は、熱意がない!」
ちょっと待ってくれ。熱意って、一体何なんだ?!
彼の身の回りの人間は、殺人を肯定する。犯罪を肯定する。──そんな世界。
そんな世界で、一体彼は何を見つけるのか!
まさかの書籍化!
有害小説家・工藤はじめのデビュー作。
読んで不快になる読者が続出!
石原慎太郎に匹敵する反倫理性。
かつて三島由紀夫は、
「本当に新しくていいものは人々を不快にする」
と言ったものだが、
工藤はじめの小説は果たしてどうなのだろう?
良い子は読まないで下さい。