駅前の雑居ビルの五階に、コーヒーを淹れない喫茶店がある。 そこでは、客の話を聞くことが商品になっている。 うさ耳のカチューシャをつけた聞き役の女が、毎晩、誰かの声を抱えて眠れずにいる。 聞かれない者が、聞かれる側へまわるまでの、ひと夏の物語。
詩人。
聞くというのは、相手の声をうなずきの形に変えて、自分の体に通すことだ。 通したものは、簡単には抜けていかない。 だからわたしの一日は、いつも、誰かの昨日の声から始まる。
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