大木芙沙子による単著が2024年に、SFレーベルKaguya Books、社会評論社から刊行される。

 2023年11月18日に開催された「かぐやフェス2023」でKaguyaの新プロジェクト発表の中で明らかにされた。Kaguya Planetのマガジン創刊、2024年に刊行する書籍の紹介、Kaguyaの新理念などが発表された。

 大木は、惑星と口笛ブックスから自身の短編集『花を刺す』を電子書籍で刊行しているが紙での単著としては初めて。

 Kaguya Planetには、これまで「かわいいハミー」と「二十七番目の月」を寄稿している。

 気になる内容は、まもなく滅びることが決まっている星を舞台とする連作短編を予定しているという。

 本人によると、現在執筆中とのこと。『文學界2023年5月号』に掲載された短編「うなぎ」が収録されている『水都眩光 幻想短篇アンソロジー』(文藝春秋)も発売されるなど、今年も変わらぬ活躍を見せた大木。来年も更なる躍進が期待できそうな一報だ。大木ファンは今後の動向に要注目してほしい。