東京創元社が主催する『第33回鮎川哲也賞』に、岡本好貴「北海は死に満ちて」が決定した。佳作に小松立人「そして誰もいなくなるのか」が選ばれた。
1990年から続く公募の新人文学賞。受賞作は東京創元社により単行本化される。昨年、一昨年と受賞該当作はなく、三年ぶりの受賞作となった。
3月30日、最終選考会がおこなわれた。選考委員は辻真先、東川篤哉、麻耶雄嵩の三人。なお、選考経過等の詳細は『紙魚の手帖 vol.13』に掲載予定。
岡本好貴は1987年岡山県生まれ。岡山県在住。鳥取大学大学院修了。小松立人は1974年大阪府生まれ。沖縄県在住。大阪市立大学卒業。
最終候補にはほか、矢崎紺「IN NOMINE」河原采「追杉一途と四つの失恋」、三日市零「シュープリーム・カクテル」が上っていた。
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