関上武司『中国共産党聖地巡礼』が、この度パブリブより発売されることがわかった。

2024年2月に髙井ホアン著『鬼畜米英漫画全集』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、今回、『中国革命聖地巡礼』シリーズの第二巻として、『中国共産党聖地巡礼』が出版される。著者は、既に名著『中国遊園地大図鑑』シリーズや『中国抗日博物館大図鑑』で知られている関上武司である。

関上武司はこれまでも中国の様々な毀誉褒貶のある遊園地を『中国遊園地大図鑑』で数多く紹介するなどしているが、中国にはまだまだ数多くの謎と話題に満ちた施設が存在する。その一つが、中国の各地に存在する「抗日博物館」と呼ばれるものであり、これは第一巻で扱われた。だが、抗日博物館だけでなく、中国本土を支配する中国共産党の聖地も、今大きな注目を集めている。コロナ禍による旅行難の最中、中国共産党の聖地を巡る旅行「紅色旅游」は盛んに行われていた。『中国共産党聖地巡礼』では、そんな聖地の数々を外部からの視点を交えつつ紹介する。

天安門広場 数々の歴史的舞台
毛主席紀念堂 遺体が眠る霊廟
第一次全国代表大会会址紀念館 創設メンバー波乱万丈
中国人民革命軍事博物館 長期的国家戦略
南昌八一起義紀念館 軍事闘争の始まり
韶山風景名勝区 毛沢東の生家
鄧小平故里 改革開放指導者の故郷
延安革命紀念館 毛沢東に権力を集中
梁家河村 若き日の習近平が下放

『中国共産党聖地巡礼』では、これら中国全土の共産党の聖地29施設が扱われている。また、その聖地におけるプロパガンダや自画自賛についても避けることなく取り扱っており、聖地グッズや食堂、銅像などに関するコラムも満載している。旅行ガイドとして役に立つのはもちろん、読むだけでも楽しい一冊である。

関上武司『中国共産党聖地巡礼』は、2月4日前後より出荷され、全国書店、Amazonなどの各種通販で販売されるとみられる。オールカラー208ページで3200円+税。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。