宮本一高『ビートダウン・ハードコア・ガイドブック』が、パブリブより11月に発売されることがわかった。

2024年2月に髙井ホアン著『鬼畜米英漫画全集』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、『デスメタルアフリカ』に始まる「世界過激音楽」シリーズも、様々なジャンルの音楽ファン達から好評である。今回、その名物シリーズ「世界過激音楽」シリーズの24巻目として、『ビートダウン・ハードコア・ガイドブック』が出版される。著者はライターでブログ「NEW BREED SCENE」にて長年パンクやハードコアを紹介している宮本一高である。

パブリブではこれまでも「ハードコア」とその隣接ジャンルに関する書籍を数多く出版してきたが、今回扱われるのはハードコア系の中でも最重量級といえるシーン「ビートダウン・ハードコア」である。重く激しい楽器やリズム、そしてタフさや暴力への向き合いを歌う極めてマッチョな志向などが特徴となっている。

Bulldoze ビートダウン・ハードコア創始者
25 ta Life タフガイ・アティチュード全開
Shattered Realm デスメタルを融合
Cold as Life デトロイトの極悪ハードコア
Hoods メロディック折衷西海岸代表
Nasty ヨーロビートダウン代表
Knuckledust UKワーキングクラスプライド
Cold Hard Truth 猟奇的スラミングを導入
Rise of the Northstar ヤンキー漫画影響で特攻服を着るフランス人
LOYAL TO THE GRAVE、NUMB、SAND 日本を代表する世界レベルのバンド達

514バンド、593枚の音源という膨大な数の紹介に加え、ジャンルの創始者である「Bulldoze」ほか数々の有名バンドへのインタビューや、ビートダウン・ハードコアをより楽しめるコラムなども多く掲載されている。また、周辺ジャンルの関係者による寄稿もあり、幅広くハードコア界を眺める上でも読んでおきたい一冊だ。

宮本一高『ビートダウン・ハードコア・ガイドブック』は、2024年11月下旬より全国書店、通販サイト、CD・レコードショップなどで発売される。A5判オールカラー208ページで、価格は税抜2800円。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。