「第1回NIIKEI文学賞」のエッセイ部門大賞を小松崎有美「しんでええよ」、ライトノベル部門大賞を吉田棒一「アッぽりけ」がそれぞれ受賞した。
エッセイ部門佳作には、吉田棒一「山山」、岩倉曰「リアル」、杉島佐遠「ガレリアン」、草野理恵子「百科事典を捨てたが百科事典は有益だった」。
ライトノベル部門で「審査員特別賞(映像化の可能性あり)」に緒真坂「アッシュ」が、佳作に東紀まゆか「神さまと、夏を探して関川で」、齊藤倫子「GL=0」がそれぞれ選ばれた。
今年5月に募集を締め切り、合計279作が集まった。「第1回NIIKEI文学賞」純文学部門は11月15日に発表され、大賞は該当作なし。佳作に鈴木林「エゴネリ」、中田勝猛「黒い血」、石倉康司「朽腐」の三作が選ばれた。
先駆けて発表された「ショートショート部門」大賞は中川マルカ「おにぎりの達人」で、そのほか佳作6作が選ばれていた。
なお、受賞作は順次「にいがた経済新聞」上で掲載される。他部門の大賞作、及び佳作は「にいがた経済新聞」のHPで公開中。
小松崎有美は2020年に「第48回毎日農業記録賞」を受賞するなど、確かな実力者。吉田棒一は、佐川恭一が第一回で優勝した「イグBFC」の第二回で「飯塚」という作品で優勝。その後も幻冬舎プラスやanon pressで作品が掲載されるなど勢いのある書き手。受賞を記念し、同人である大木芙沙子とのネットプリント「YCDEZ vol.1」が現在特別に期間限定公開されているので、ぜひチェックしてほしい。
コメント Facebookコメントが利用できます