1975年に日本アニメーション制作によるTVシリーズが放送されて以来日本でも認知度の高い『みつばちマーヤの冒険』。ワルデマス・ボンゼルス作のこの児童文学は、ドイツで出版された1912年から約100年に渡って各国で映像コンテンツが制作されていて、世界中で広く知られている。

100年を経てこのたび制作されたのは、ドイツとオーストリアの共同製作『MAYA THE BEE MOVIE』。監督はアレックス・ステイダーマン、脚本はマーカス・ザウアーマン。2015年にすでにドイツで公開されたものが、日本でも公開。40年ぶりにウィリー役を野沢雅子が演じる。

ドイツ新ロマン主義文学の傑作がこのようなかたちで生命力を保ち続けるのは、示唆が多い。また、子どもの頃にアニメーションを楽しんだ世代にとっても、元気なマーヤが懐かしく、かつ、新鮮な興味が沸くものだろう。

9月3日から、109シネマズにて限定公開となる。