主人公は若手民俗学者の織部ミチル。

彼は、土地に残された記憶を見ることができるという能力（過去視）を持っているが、その力で得た記憶を元に作った論文が定説と食い違いが大きくなることが間々あるため、学界では異端児扱いされている。

ミチルの行く先々で殺人や窃盗、家宝の損壊などの事件に巻き込まれるが、持ち前の民俗学の知識や過去視の能力で事件を解決し、ついでに民俗学の調査もまとめていく。