佐川恭一の小説『学歴のすべて』が10月14日に発売されることがわかった。
先日、破滅派同人・佐川恭一の新たなる小説企画の始動についてお伝えした。性と学歴の遍路について多大なる実績を持つ佐川恭一は早くも担当編集者を見付けたとみられる。そして、佐川恭一の渾身の一作『学歴のすべて』が我々の前に姿を見せるに至った。
満を持して、10月14日に晶文社より刊行されることとなった、佐川恭一の小説『学歴のすべて』には、刊行前から各方面より大きな期待が寄せられている。
「ヒトは学歴に狂うのではない。なれたかもしれない自分に狂うのだ。」
──読書猿「この作品に心震える人と、夜を明かしたい。だが、そんな友など居ないことを再確認した。
西村賢太の再来にして、正統なる後継。」
──古谷経衡
人はなぜ学歴にとらわれ、壊れるのか?
大ヒット作『学歴狂の詩』の著者が描く、
学歴をめぐる痛切なアウトロー文学!「学歴は無意味」と繰り返す父と、学歴を望む母のあいだで育ち、自らの将来像を「医者か弁護士」と設定する「私」。学歴を得て「すごい人」になれば、他者から自然に承認されるという幻想を抱きながら、受験勉強に没頭していった末に彼を待っていたものは……。
同級生への冷笑、テレビ的「笑い」への嫌悪、建前を使いこなす学校社会への洞察、クラスの女生徒への一方的な性的妄想、自殺へのアンビバレンツな思い。「学歴」という社会的指標を軸に、青年期の欲望の構造を徹底的に解剖する、あまりにもイタい「青春」小説!“出版されてからもう何年も経っていたが、中学生のころに学校中で『完全自殺マニュアル』が流行して、周りのみんなが買ったり回し読みしたりしていて、死ぬ方法について詳しいのが「スタイリッシュ」だという風潮になっていた。しかし私はといえばまったく死ぬつもりなどなく、将来は確実に医者か弁護士になるのだと考えて受験勉強に励んでいた。”(本文より)
「西村賢太の再来にして、正当なる後継」とまで言わしめるほどの佐川恭一の小説は、更なる境地を見せてくれるに違いない。刊行を楽しみに待ちつつ、是非『シン・サークルクラッシャー麻紀』などを読みながら佐川恭一の世界を予習するのも良いだろう。
また、出版に合わせ、芳林堂書店では「『学歴のすべて』お宛名入りサイン本キャンペーン」を10月13日まで開催している。是非こちらも確認したい。応募条件などが存在するので、下記リンクを参照のこと。



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