触れた者の時を止める雨が延々と降り続く陸の孤島と化した街で、悠人はいなくなってしまった恋人を探していた。 幼馴染の真弓もまた妹を探している。 悠人は「二人とも雨に打たれて動けなくなり、男に持ち帰られたに決まってる」と思っているものの、口には出せずにいる。 世界の終わりのような狂った街で真弓はさめざめと泣く。 しかし悠人は不思議と自らの内に喜びを見い出していた。
※完結済み原稿、毎日19時更新。
過去に書いた小説を置いています。 死、喪失、孤独、子ども時代、うまく言葉にできないものについて。
今日も雨だ。街はダッチワイフで溢れている。
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