そして、ことなくして一週間が過ぎた。
過ぎた、と思ったのだが……また、一週間、消えていた。
夕べは自分の部屋で眠ったはずなのに、目覚めると実家にいた。
先週の朝ご飯と昼ご飯も美味しかったよ。自画自賛だね。
じゃあね、私。またね、私。
・・・
重ね重ねのありがとうだった。
なんだか楽しかった。
すごく、でもなく、とても、でもなく、ちょっとというわけでもなく、普通に、ノーマルに、純粋にただ楽しかった。
こんな気分は久しぶりだと思った。
私はあなたのことが嫌いだ。
もし、これをあなたが読んでも吃驚しないでしょう。
・・・
うん、これなら許す。
手料理のハードルは思いがけず低かった。
そして。
私にはもうひとつ考えていることがあった。
私は私の秘密の日記に、彼女への提案を書く。
今後の提案だ。
うん。
終わりにしよう。
・・・
僕らは連日ここを訪ねる蝶々好きのカップルだね。
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