太田就士『ロシア革命の歩き方 ペトログラード・ガイドブック』がパブリブより2026年2月に発売されることがわかった。
2025年7月に「珍アニメ完全解説」シリーズVol.3として髙井ホアン著『反日アニメUSA』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、過去現在を問わない共産圏の話題、即ち「共産趣味」に関する書籍の数々も手掛けている。今回、『共産趣味インターナショナル』シリーズのVol.10として『ロシア革命の歩き方 ペトログラード・ガイドブック』が刊行されることとなった。著者は、ロシアに関する情報発信を行っている写真家でYoutuberの太田就士である。
パブリブでは、これまでも様々な旧共産圏の話題に関する書籍を刊行してきたが、共産圏の盟主と言えばソ連であり、それを形作ったのはロシア革命である。今回出版される『ロシア革命の歩き方 ペトログラード・ガイドブック』は、かつてロシア帝国の首都であり、1917年の二度にわたるロシア革命の舞台ともなった現在のサンクトペテルブルグ=ペトログラードを、その歴史や革命への関わりなど様々な側面から紹介する一冊である。本書で紹介されるペトログラードの名所の一例は以下の通り。
タヴリーダ宮殿: ペトログラード・ソヴィエト樹立の地
冬宮殿: 10月革命により臨時政府が崩壊した歴史的舞台
フィンランド駅: レーニンが「封印列車」で凱旋帰国した場所
クシェシンスカヤ邸: レーニンがバルコニーから「四月テーゼ」を演説
スモーリヌイ女学院: ボリシェヴィキの革命司令部
ネフスキー大通り: デモ行進と武力衝突が繰り広げられたメインストリート
巡洋艦アヴローラ: 冬宮殿攻撃の合図となった空砲を放った艦
モイカ宮殿: 怪僧ラスプーチン暗殺の現場
ツァールスコエ・セロー: ニコライ2世一家の居住地
グランドホテル・ヨーロッパ: 外交官や諜報員たちが暗躍した溜まり場
どれも革命にまつわる史跡であり、多くの事件が起きた現場となっている。『ロシア革命の歩き方 ペトログラード・ガイドブック』ではこうした史跡を160ヵ所も紹介し、「革命」を歩く際に持ち歩きたい格好の一冊となる。各史跡の入念な紹介はもちろんのこと、コロナ禍やウクライナ侵攻などの事件の中でも取材と更新を絶やさず現地調査が行われており、最新の情報が詰まった書籍として価値が高い。また、充実したコラムも掲載されている。日本語圏のみならず、ロシア語圏でも類を見ない革命の聖地ガイドブックとなる。ロシア旅行の際のお供はもちろん、読み物としてとても面白い一冊となるだろう。
太田就士『ロシア革命の歩き方 ペトログラード・ガイドブック』は、2026年2月上旬より全国書店、Amazonなどで発売されるとみられる。216ページで、価格は2800円+税。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。

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