内山総一郎君の展示に木曜日行ってきました。恵比寿のエンククイというバーでの展示だったのですが、

このお店が実に分かりにくい場所にあり、そのため隠れ家にいるみたいで居心地のいい空間でした。

作家の内山総一郎君はいい感じに酔っているようで、笑顔がふにゃっとしていました。

作品は実際に目に前にして、一時間でも一秒でも見るべきだなぁと実感しました。

私の周りには小説を書いている人よりも、絵を描いている人や、写真を撮っている友人

の方が多いのですが、自分とは違った素材で、方法で作り上げられたものを目にした時、

不思議と感情が高ぶります。

まず引きこもってばかりではなくって「外に出なきゃ!」と。

そして誰かの情熱は、私の鈍っていた感覚を鋭く磨き上げてくれる。

内山君の作品はとても繊細で、ユーモラスで、悲しい。

私はここから、どこにも行けないんじゃないかという気持ちにさせられます。

その閉塞感はちょっと卑猥な感じ。

素敵な展示会でした。