破滅派に参加する前、ちがう同人誌に参加していました。

まあその時もいまと同じく、機会があれば宣伝したり誘ったりしてたんですが、同人誌という媒体のためか、興味持ってくれる人のなかに、自分も書きたいって人が結構いました。

ただそういう人の内、実際に作品を出してくる人は1割、継続ともなるとそれ以下、製本作業(ほぼ手作りだったので)ともなると「……」という状態でした。

僕としては、「内容も枚数も制限ないんだから1個くらい書けよ」と不思議でしょうがなかったんですが、僕はそのうち、「どうやらやりたいことを実行している人っていうのは思ったよりずっと少ないらしい」ということに気がつき、いまとなっては「体が動いてないってことは、ほんとにやりたいことではないのだ」と思うようになりました。

そしてこれをひっくり返せば、「今日やったことだけが、今日やりたかったことなのだ」ということになります(きっと)。

変に自己を過大評価している人は、勉強するつもりだったのにうっかり寝てしまったとか、部屋を片づけるつもりだったのに卒業アルバムに見入ってしまったとか、つい日々の生活のなかで多くの後悔を生んでしまいがちですが、それはまちがいです。

体が動かなかったのなら、それは「やりたくないこと」だったのであって、やりたくないことを無理してやっても意味も効果もありません。気に病むことはないのです。

いま僕がロックンローラーでもなく、字も絵もどヘタなのも同じ理由です。

今日僕はHPを更新して、郵便を出して、渡瀬マキのソロコンサートのチケットを申し込んで、小説書いて、『ダークナイト』のDVD特典(本編より長い)を見て、あとは本を読んでやがて眠りにつきますが、これが僕の今日やりたかったことのすべてです。

まったく働いていませんが、それは最初からしたくないことなので問題はないです。

申し遅れましたが、今回初めて安否情報に投稿させていただきました、大谷マサヒロと言います。

次にいつ書くのかはわかりませんが、その時はまたよろしくお願いします。

大谷マサヒロ