「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025」に佐川恭一「学歴狂の詩」がノミネートされたことがわかった。
丸善ジュンク堂書店各店および全国の書店スタッフの投票による「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025」のノミネート作品が9月に入り公開された。その中には、破滅派同人でこの数年大きく活躍の幅を広げている作家、佐川恭一のエセー「学歴狂の詩」もあった。佐川恭一が学歴社会の中でこれまで見てきた、進学に狂う学歴狂たちの姿を余すところなく描いたこの作品は、2025年3月に集英社より出版され、重版も行われている。
「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025」のノミネート作品公開に合わせ、丸善ジュンク堂では「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025ノミネート作品フェア」も10月9日まで開催している。その中で「学歴狂の詩」を推薦した書店員は次のようなコメントをフェアページに寄せている。
いい大学に入れば人生バラ色、も幻想だし、いい大学なんか入らなくても社会に出てからがんばれば人生バラ色、も幻想だ。では学歴とはいったい何だろう?次々に繰りだされる奇人変人怪人のエピソード。わたしたちは本書からその正体を垣間見ることができる。
(紀伊國屋書店 吉祥寺東急店 / H.S.)
書店員が選ぶノンフィクション大賞2025
ノミネート作品フェアのページより
是非この機会に、佐川恭一の「学歴狂の詩」をはじめ、多くの良質なノンフィクション作品に触れてみてはいかがだろうか。なお、大賞受賞作は10月17日(金)に丸善ジュンク堂書店の店頭及びWebサイトにて発表されるという。


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