アル中日記

 未だ躊躇している、新たな盟友へ。
 ——バスが来たんで乗ったんだ! それから、全てが始まったのさ。——
                   ジェリー・ガルシア
 「破滅派」の同志、並びにこの愚文を読んで呉れている諸君。再会が叶い、涙腺が緩んでいる感人です。まずは余り関係無い話題だけれど、織田作之助って遠く遡れば、あの信長の血筋らしいね。て事は、スケート選手の某とも親戚関係か。そういえば確かに、直ぐに感傷的になるところは類似しているね。ぼくの家系 に、性格破綻者が多いのと同意味で。
さて、お約束(?)の「豊橋オフライン・ブルース」ですが、この作品は百五十枚程の長さの小説で、「破滅派」には高橋、落花生両氏の充分に読みごたえがある連載陣が居ますので、ぼくは敢えて、「アル中日記」と題した随筆コーナーのみを十日に一度くらいにブログ形式で執筆、その中で或る時は諸々の哀れな報告 等を、また或る時には掌編小説、評論などをお見せしたいと思います。
 まずは皆さん大好きな筈の、「三国志」の人物を主人公、題材とした短編小説を、時折は小噺でも挿みながら始めます。ただぼくも、近所の漫画喫茶で缶ビール浴びつつ横山光輝の名作を読み直しただけ、ちゃんとした歴史モノでは勿論ありません。所謂、「私的妄想英雄伝」なのでそこはあしからず。それとこの作品 は、漢語表記と我が「ポンコツ・パソコン」の問題で、人物名は全てカタカナです。また、小刻みに掲載するのは勿体ぶったのと、自身現在、実生活に今迄に怠納していた、おそろしい量の「年貢」を徴収されていて、全く魂のゆとりがない為に御容赦を(地獄よりD氏の、甘えるな! との叱咤が聞こえる)。まあ深夜、自慰行為 をした後にでも、嘲弄しながら読み続けてやって下さい。
 その前に、急に思い立ち「我が如是我聞・序」
 実存主義の人々は、笑ってぼくの事を単なる模倣者と言う。古臭い亜流だと言う。そうして、ペテン師の乞食とも呼ぶ。
 それは確かにそうだろう。ぼくのルーツだと確固として叫べるものは、誰にでも一目瞭然と判る筈だし(無論、こちらも隠そうともしない)、狭い範囲の思想以外では、所詮は無学の無頼漢。また小市民生活の中では、アルコールがないと生きて行けない弱々しさなのに、酔うと中原中也なみの酒乱。その渾名は事実で あり、悪意に満ちたレッテルではない。そこは譲ろう。
 だが少し待て。君等は本物の、誠実なる負の模倣者を、自身の目で見た事があるか? 完全なる亜流を、実生活に於いて肌で触れ、感じたことはあるのか? ぼくはぼくなりに(それこそペテン師でも気違いでも何でも良いが)、命懸けでそれを演じている。十数年来に渡り、戦後生まれの先人が結局は迎合、断念した 道を、強い矜持にて開拓しようとしている。これ迄に数人の行動を共にした兄弟達が、志半ばに倒れ他界もした。彼等の為にも、ぼくは必ずやり果たす。
この台詞すらも信用せず、笑い転げるのならば、君は大賢人か機械である。お互い一生涯、関わらないようにしましょう。
 ただ興味本位でも、そちら側が矢張り気に入らないと徹底的に攻めてくるのならば、こちらも何も考えず、思いつくままに噛みつく所存、幾らでも奮闘する覚悟。「破滅派」を舞台として、ぼくの「LAST REBEL」の幕が開いたから。
                      山谷感人 拝
   (——我が如是我聞も、状況に応じて随時掲載。続く——)
山谷感人が8:37に投稿しました。 | 0件のコメント | この投稿へのリンク 読む

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名前: 山谷感人
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例えば、全てに自暴自棄になり、不吉な旅に出ようと思った時なぞ、少し立ち止まって「破滅派」を読んで見てください。その中のどこかに、あなたの新たな道が示された文章が載っているかもしれません。

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