小休止で『我が文章論』
仮題『オフライン・ナガサキ』、勿体振る必要は何もないので展開を述べると、――京大生の部屋に食客したぼくは、そこでPCのオンライン・カードゲームにはまり、その世界で或る女性と親しくなり、やがて諸事情から久々とナガサキに帰る事になったおり、体面を整える為に、その一度も逢った事も無い女性に頼み、婚 約者として故郷へ誘い親に紹介し、合間に、どしゃ降りの中、同級生だったドチンピラと傘で格闘したり、幼馴染の、他界した親友の墓参りをしたりしながら、彼女に救いを求め、将来を約束するのだが、帰りに駅に向かう最中、突然のスコールに遭い、互いに現実に戻り、傘を持っていなかったぼくは、『白夜』を想う――、それ だけの単純な話しである。最後に、新しい或る仕掛けだけは用意してはいるが。
ぼくにとって、文章を書くとは、失礼ながら降りてきたセンス、フレーズを、如何に繋いでいくかの作業であって、筋書き、筆力なぞは二の次、三の次なのである。ただ、短くても、頓挫させずに続けていく、『我が文章論』は、それ以上でもそれ以下でもないでしょう。他は衛星のようなものである。
さ、アルコールの時間だ。
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