前橋文学館ではつい先日まで、前橋出身の詩人荻原朔太郎と、その友人である推理小説家江戸川乱歩の友情を探る企画展が行われていた。

本展は18日に終了したが、最終章としての展覧会は続いており、江戸川乱歩の小説「パノラマ島奇譚」と丸尾末広による漫画化時の資料に触れられる「丸尾末広『パノラマ島奇譚』漫画展」が開催されている。斬新な表現と大正から昭和にかけてのレトロな雰囲気を合致させた丸尾末広の画風と、江戸川乱歩の世界観が絶妙に組み合わさり出来上がった漫画「パノラマ島奇譚」により深く入り込む事が出来る展覧会となっている。ちなみに丸尾末広は2009年に同作品で手塚治虫新生賞を受賞している。江戸川乱歩のファンにとっても丸尾末広のファンにとっても目が離せない展覧会となりそうだ。

「丸尾末広『パノラマ島奇譚』漫画展」は2017年1月9日まで開催する。詳しい情報は下記サイトなどを参照のこと。