来る2016年11月19日(土)は、「図書館でゲームをする日(International Gaming Day)」に制定されている。この日に合わせ、日本でも多くの図書館でさまざまなボードゲームやカードゲームを楽しむイベントが開催される予定となっているので、アナログゲームのファンは要注目だ。

「図書館でゲームをする日」は米国図書館協会(ALA)によって呼びかけられている国際的なイベントだ。2008年の開始当初はアメリカ国内だけの「National Gaming Day」というイベントだったが、2012年より現在の名称になり世界中の図書館が参加するようになった。日本でも数年前より多くの図書館が関連イベントを実施しており、図書館の新たな楽しみ方に注目が集まっている。

すべてを網羅することは難しいが、たとえば今年であれば、浜松市立北図書館や聖学院大学総合図書館で実際にゲームに親しむイベントが開催されるほか、後者では同テーマでの特別展示も実施される予定だ。

近年はゲーム機の高性能化の反動か、世界的にアナログゲームへの注目が再度高まっている。日本国内でも大規模な展示会がたびたび開催されており、和風ボードゲーム『枯山水』が多くの注目を浴びたことは記憶に新しいだろう。

アナログゲームの多くは人数を集めなければプレイすることができないというデメリットがあるが、それは逆にいえば、見知らぬ人と交流する機会を得られるということでもある。筆者も一時期はドイツ生まれのボードゲーム『カタン』を愛好しており、ゲームを通じて多くの人と出会うことができた。アナログゲームに興味のある人は、この機会に近場の図書館のイベント情報をチェックしてみてはいかがだろうか。