ノーベル文学賞対象者を選考するスウェーデン・アカデミーは10日、ノーベル文学賞受賞者を今月13日に発表すると決定した。

今年度の受賞者候補としては、ケニアの作家グギ・ワ・ジオンゴ氏やシリアの詩人アドニス(アリー・アフマド・サイード・アスバール)氏、そして日本の作家である村上春樹氏などの名前が予想されている。イギリスのブックメーカー(賭け屋)であるラドブロークスの倍率では一時村上春樹氏が一位だったが二位に下がり、現在はジオンゴ氏が一位となっている。日本人のノーベル文学賞受賞者は1968年の川端康成、1994年の大江健三郎の2名のみであり、もし村上春樹氏が受賞すれば22年ぶり3人目の日本人受賞者となる。