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小説家岡本尊文(一九六一~)は本名を岡本謙二と云った。
我々は先ずこの一文を疑うところから始めねばならない。
この小説の大事なところは、そういう細かいところにはないからです。
あれはやはり尊文の虚栄心の顕れだったのだ。
まァ、そう怪しいツテではないと云う事は保障致します。
小説家とは、読者に「共感」を与えることで「屈服」させるのが仕事である、と。
あるいは宇宙人にいじられたDNAが。……
さもそこに何かある風に匂わせる傾向がある
私の「私」を葬らねばならぬとのおもいであった。
知り合いがね、一寸興味があると言っていたから。
私の筆は、私の意識を超え、世界と繋がっているかの如くであった。
二〇一一年、宇宙の法則はインターチェンジしました。
認めるか認めないかの二択であり、信じるか信じないかの二択である。
小説家岡本尊文が新たに世に問う問答無用の大傑作!
真実になどどうせ到達出来ないのだから、どう書いても同じことです
それつきりである。まずい作品であつたのだ。
自由業の方ですからね。骨休みと云う事もありましょうし。
指先についた水滴は、ガーネットに似た色をしていた。
オカケニナッタデンワバンゴウハゲンザイツカワレテオリマセン
私の頭の殆どを占めるのはやはり黒い大きな手であった。
おまえが、その波をせき止めなくてはならない
取りも直さず「挨拶」は済ませた。その事が男には重要なのである。
だからと言って、あなたが絶望する必要はまったくありません。
案外、こう云う仕事を選ぶ人はそう云った人が多いのかもしれませんね。
ルールは、俺の頭上から深い影を落とす、巨大な手だけが知っている。
腕時計の針は遅遅として前に進んでくれなかった。
先程イオンを関知しましたため、緊急停車しております。
事によっちゃ、警察に突き出さなきゃいけないな。
三次元の世界には存在していないと考えられます。
はっきり申し上げて、僕は先生の事を疑っています。
それは、偶然を装った形で、あなたにその存在を気づかせます。
本当に、それこそこれは、パラノイアなのかも知れん。
「自己受容」無しに「自己肯定」は在り得ない。
『晴天の会』に近付くのはやめた方が好い。
在るようで無い、しかし無い筈がないからやはり在る。
二度と精神分析なんてしなくなる人も出て来るでしょう。
誰もが挨拶を交わし、自然と自分の事を語り合います。
二〇一六年は重要な年だと云う事を強く主張してはいましたね。
絶対に思い出す事の出来ない記憶であった。
天がそう言っているのだから、そうなのです。
『岡本尊文とその時代』第四十一回(最終回)
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