海浜

畦道こみち

368文字

畦道こみち、2作目の投稿。安物の手帳のこちょこちょ。ぜひともぜひとも。

潜って3乗して

これが定数項らしい

みぢめでいぢけた赤青のボーダーが

砂浜でそう呟いているぢゃないか

 

「 街の配管

  たとえば上水道に

  ぴっちりと伸びきったことはあっても

  ちぢんでくねったことはいちどもありません 」

 

「 ここの総動員

  ばたこんばたこんとせわしない出陣のなかで

  ふときがついたひとが

  駅のホームから飛び降りるのでしょうね   」

 

「 まだひとたびもひとの息を

  はらんだことのない風を

  せめて一陣でも鼻の奥に

  突き通せばわたしは爆破できる 」

 

眼は光の餌食

赤青ボーダーの瞼は

三日月みたいに齧りとられて

水晶体なんてもう空っぽぢゃないか

やつが海から上がってきた

海にくれてやった定数項のかわりに

やつは大気を肩にしょってやがる

2018年6月18日公開

© 2018 畦道こみち

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