リューシスティック遊戯

狐塚月歩

697文字

リューシスティックという言葉を題材にポエムを書いてみました。国道沿いにて風に流されるようにして去る短い夏の夜に小さな憐れみを。

色素で塗られた丁寧が

遺伝子レヴェルでの誓いが酸素を欲しがっている

嘴にはさむ果実を選択しては棒に振っている飼い主

早々に焼けたら安く売ってしまえと夏は命じた

そこかしこに散らかるソフトウェアが煩わしくタイプする

いとわずに恋人となれば騒がしくなるだろう

 

滅びゆくが月に啼いた

「なぜこの身を呈してなお報われないのでしょうか。」

布を透かして内臓まで届くような願いならば息を呑んでしまえば

凪いだ風にあぶられるようにしてあなたが求めるのは弛まぬ弓

裕福をつがえ放てと命じては的に当ててしまうこと

この世に対するありとあらゆる誇りよ

刺してまだ余りある刃渡りに因べと鼻先に突きつけて

嗚呼。嘆きの戒律が身体(からだ)中に行き渡って

愛(かな)しいという

そこまでしなくても構わない定番を横切る壷

泥濘のうちを足掻いては失う自由に薄情を募らせて

 

 

去りゆく足音はテールライトにうもれ

ある程度エイド余裕(アソビ)ならば赤い口紅で描く

 

或る陸にあがった喜びを肺胞に

要る正しいアイデンをこめる形式がこの世ならば

売る言葉に載せただろう己を

得る秩序と定番になぞらえた

―折り

 

そこに飾られた花でさえもが鮮明に謳っているから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年6月13日公開

© 2016 狐塚月歩

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