咎の園 恋の罪(3)

咎の園(第7話)

山本ハイジ

小説

15,562文字

R18/エログロ

 日中から夜になるまで、訪れるもう都合が合わないという客と別れの挨拶を交わして過ごす。木口さま、アバヤの婦人、ガスマスクをかぶった客。それぞれの趣味を満喫させて、ガスマスクの客を喜ばせるために着たラバースーツを苦労して脱ぎ、軽くシャワーを浴びにいったら時間が迫ってきている。自室に戻り、白と黒のストライプ柄のコルセットを締めて、ショーツを穿かないままガータータイツを穿き、レースのあしらわれたパニエに足を通す。
 前髪をさっと斜めに流し、分け目にリボンの髪飾りをした。ピンクのチークとグロスで媚びて、原稿を手に広間へ向かう。いつも通りの騒がしい空間。遊園地でも連想するような陽気なBGMが流れている。
 まずいちばん気になったのは壁に飾られている、ふざけているとしか思えない連なった色取り取りの折り紙の輪。それから、テーブルに並ぶオードブルのカナッペをつまみ、やりすぎない程度に酒を飲みながら客たちと話しつつ、舞台を見た。今宵の前座の見世物になっているのは奴隷ではなく、それを志願した客のようだった。舞台に置いた一枚のチョコチップクッキーの前で、三人の全裸の男が立っている。
「普通にヤるときは不利になる早漏が、今じゃ有利だなあ」
 などと会話しながら、男たちはクッキーに向けている陰茎を扱いていた。クッキーゲームに興じているのだ。放出するのがビリだった者は罰として、ほかの参加者の精水で濡れたクッキーを食べなければならないというルール。別段、興味もなにもわかない光景だ。客と歓談するのに集中する。
 話題は大半が俺の引退について。なかには引退式を楽しみにしていると平気な顔で言う客がおり、それには苦笑にならないよう気をつけた笑顔で返す。神経どうにかしているんじゃないのかと疑いたくなるであろうその発言はここなら悪意からくるものではない、むしろ好意だ。……決着がついたらしく舞台のほうから歓声と嘆声、それと同時に近くからなにかが倒れる音が響いた。体内でカクテルを作り、供していた奴隷の少年がテーブルから転げ落ちている。
 腸壁から吸収したアルコールで酔い潰れてしまったのだろう。使用人が慌てて駆けつけ、客たちは失笑している。再び、なんとなく目を前座に遣ると、精水クッキーを噎せながら食べている客はこの騒ぎであまり注目されていない。
 色々と片づき、落ち着いてから、舞台にあがり観客たちに一礼して、置かれた椅子にパニエをまくって座る。
「まず、伊織は楽園の奴隷になるにあたっての準備をはじめました。自傷癖のある彼女に刃物は渡せそうになかったので、今までは使用人の手で処理していた体毛をリンボの手術室で生えないようにします。彼女にはあったほうが魅力的だと判断されたのか、陰毛は残される様子でした。
 ところで、脱毛という事柄からある連想をして私は心配になり、旦那さまにこっそり頼みました。独特の美醜観念を持っているお客さまを伊織につけないでくださいと。長く愛するという約束のもと奴隷の頭を剃ったり、肥えさせたり、極端に痩せさせたりする方がいらっしゃいますね。すると、旦那さまは――もちろん、あれは私の娘であるのと同時に、お前にプレゼントした娘だもの。と、うなずいてくれます。
 地道に電気針で処置しつづけ、そのうち彼女の体は陰毛がこんもりと繁っているだけになりました。これで剃り跡のない、綺麗な肌です。腋の黒ずみはうぶな感じがして、私的には気に入っていましたが。……しかし、準備万全にしても、伊織の人気は今一つでした。
 旦那さまの娘という名目がありつつも、やはり彼女の清純さは外界では受けてもエデンでは受けないようです。まず、彼女はお客さま一人一人のお相手をするよりも、宣伝のため広間の舞台で多々見世物にされました。ここでの人気だなんて欲しくないでしょうが、逆らえません。
 いつだったかお客さまに一緒に見ようと誘われて、見世物の彼女を直接観賞できました。ファンシーなキャラクターがプリントされた、空気を入れてふくらます子供用プールが舞台に置いてあります。プールからは暗紅色の触手がはみ出ていて、それは水滴を垂らしながら蠢いていました。
 使用人が全裸の伊織をプールのそばへ連れてきます。彼女は表情を硬くして、観客たちには目もくれず、ただプールを凝視していました。突き飛ばされた瞬間、彼女の表情は崩れました。悲鳴をあげ、暴れる彼女の白い体にタコは触手を絡ませ、吸盤で吸いつき、墨を吐きかけます。プールの中で、演技ではない発狂を見せてくれました。お客さまたちはそんな彼女を指差し、笑っていました。
 そして当然、私も彼女と一緒に見世物に供されることが多くなりました。兄妹の交わりは愛情込めた前戯をしあったあと、観客の指示に従った体位で精力が尽きるまで。ほかは十分マッサージした後ろ、彼女は後ろのときもありましたが女陰を、互いに一人の使用人の手首で犯されることもありました。私は慣れたものですが、彼女は本気でつらそうで、あとでよく体調を悪くしていました。
 一緒に浣腸されて、我慢対決を催されたり。……排泄物をどうしたか、詳細はご想像に任せます。ほか、舞台の上で彼女に攻撃されたり、私が攻撃したりもしました。舞台だけでなく、踊り場のポールに二人してつながれて、通りすがる方々の好奇の的にもなりました。
 私たちは余暇に互いを慰めあい、いたわりあいます。凌辱されているところや、とくに汚いところ。彼女は私に見られたくないでしょうから、慣れぬうちは相当ショックを受けている様子でした。が、なんでも見せあい、汚穢でさえ交換しあい、凄絶な責めを二人で受ければ受けるほど逆に絆は強くなります。たぶん、哀れな私たちの仲は外界の普通の恋人たちより深かった……。
 しかし、あんまりにもいたわられるとしらけてしまうこともありました。たとえば鞭。咎められるから気遣うなと言ってある彼女の鞭さばきで心地よくなったあと、謝られ、あざをさすられれば脳内に満ちていた性的妄想が霧散してしまいます。そもそも、彼女は私に変わった趣味はないと思っているはずですから、鞭で気を遣らぬよう我慢しなければなりません。なら、彼女を鞭打つほうが快感でした。
 誤解しないでください、私の性癖が変化したわけではありません。長いエデン勤めで訓練されて、遊戯の攻撃役を難なくこなせるようにはなりましたが、私に加虐的な趣味はありません。舞台で暴力的な兄を演じながら、私は自分の役よりも傷つけている妹のほうに感情移入していました。それから、本来は守るべき恋人に苦鳴をあげさせている罪悪を部屋のベッドで頭をさげて謝罪します。そのまま、見世物の最中に覚えていたたかぶりを思いっきり彼女を抱くことで解消しました。そっと、羨ましげに……彼女は慰めに感じたでしょうが……あざを舐めて。本当は性交よりも、彼女に鞭で断罪してもらったほうがいいんでしょうがね。
 やがて見世物の甲斐あってか、伊織は少しずつご指名をいただけるようになりました。映像で観賞できたぶん、一部をご紹介したいと思います。
 大浴場の洗い場で、伊織とつやつやの長髪を一つに束ねた男性のお客さまが当たり前ですが裸でいました。お客さまは彼女の背後で、彼女の髪に触れながら――兄妹そろって、染めたり脱色したりしていない、綺麗な黒髪だ。と、うっとりしています。そして――もっと綺麗にしてあげよう。ここに置いてあるものより、いいシャンプーとトリートメントを持ってきてある。と、彼女の髪をシャワーですすぎ、お客さまは持参のものらしいいかにも高級そうなボトルに入ったシャンプーを泡立てはじめました。
 ――トリートメントとセットで五万もするんだよ、と話しつつ、お客さまは熟練した美容師のような手つきで髪を洗います。伊織はどこかぎこちない笑顔で応じていました。終始、ただ不可解だという感じの微妙な表情。……泡を流し、トリートメントを済ませると、脱衣場に移動してお客さまは丁寧に彼女の髪を拭い、ドライヤーで乾かします。さすが高いだけあって、その効果は画面越しに見るだけでもわかります。
 化粧台にドライヤーを置いて、これも持参らしい豚毛のブラシで髪を梳こうとしたお客さまに異変が生じました。夢見心地といった様子だったお客さまの顔が歪み、呼吸が荒くなっていきます。そのまま天使の輪ができた頭をブラシで一撫でして――ああ、もうダメだ! と、叫びをあげた途端、彼女が短く悲鳴を漏らしてお客さまに振り向きました。乾かしたはずの髪が湿っています。
 お客さまは恥ずかしそうに――いやあ、いつもこうなんだ。もうちょっと耐えたいのに、髪にブラシをかけた途端イッてしまう。と、頬を掻きながら言いました。……どうやらお客さまは、化粧台の椅子に座っていた伊織のせっかく綺麗にした髪へ放出してしまったようです。しかし、お客さまにいっさい手淫している様子はありませんでした。髪を愛好しているお客さまは別にめずらしくはないのですが、手入れをするだけで達せられる方は初めて見ます。
 ほかは、自室で伊織はベッドに腰かけ、その裸足の足下にはビニールシートが広がっていました。皮を剥いていないバナナとトマト、卵がビニールシートに転がっています。カメラ外にいるらしい、お客さまだと思われる高めの男性の声が聞こえてきました――バナナは足裏で優しく撫でてから徐々に、トマトは一気に、卵はゆっくり潰して中身を足に絡ませるんだ。というご注文を、彼女はやはり微妙な表情で受けます。おずおずと、バナナに足を乗せました。
 しばらく、両の足裏でバナナを擦る、どことなくエロチックな映像がつづきます。しかし、それはだんだん足に力が入ることで、そこはかとなく残酷さを感じさせるものに変わっていきました。皮が裂けて、潰れた果肉が溢れ、彼女の足を汚します。バナナが完全にたいらになると、振りあげられ、一息でおろされる足で次はトマトが無残に飛び散りました。
 ――いいよ、いいよ。と、喘ぎまじりのお客さまの声が聞こえます。彼女は踏み潰すことに集中しながらも、時折お客さまがいるのであろうほうをちらちら見ていました。彼女に、不可解だという感情を表情に出しすぎないようそれとなく言わなければ……たかぶる方もいらっしゃるかも知れませんが、不快になる方もいると思うので……と、思いつつ、私はこの遊戯に不思議な興奮を覚えていました。見ていて手淫できるほどではありませんが。
 彼女は最後に、そっと卵を踏みました。少しずつ力が加えられ、卵が静かに割れます。そのままお客さまに言われた通り、彼女は殻と白身と崩れた黄身をもう十分汚い足で混ぜ、さらに足をすりあわせて、それを足の甲にも塗りました。顔をしかめながら。……素足で行うことで出る生々しさは減りますが、ハイヒールを履かせてもいいのではないかと思いました。
 少ないですが、伊織個人の仕事の様子を細かく語れるのはこのくらいです。最初のころは彼女がちゃんとお客さまを歓待できているのか気になって見ていましたが、映像を編集してDVDにしてくれている使用人たちにこれ以上手間をかけさせるわけにはいきません。それに、内容はなにが当たるのかわかりませんしね。……でも彼女がお客さまのお相手をするようになってから、二、三ヶ月も経つとたまに、彼女自身の口から聞けることがありました。
 ある日、彼女の部屋を訪ねると、彼女はいつの間にか覚えたらしい煙草で室内を煙たくしながら――ちょっと、聞いてよ。この前こんな客が来てさ、と口汚くてここではとても言えないような悪口をまじえつつ話しはじめました。なんでもそれは女装をした中年のお客さまで、ちょうど月経中であった伊織の血を股間に擦りつけ、汚れたナプキンを装着して恍惚としていたそうです。私も女性には憧れていますし、旦那さまから許可さえいただければホルモン注射を打ちたいくらいでしたが、わずらわしそうな月経にまで憧れは抱けない辺り、敵わないなとそのお客さまに恐れ入りました。
 しかし、だらしなく寝そべりながら、ベッドに置いた灰皿に灰を落としつつ……私もあれば吸いますが、吸い殻の量を見ると彼女は相当なヘビースモーカーのようでした……恥ずかしげもなく恋人にお客さまとした遊戯の内容をしゃべる彼女の姿に、私はここ最近覚えていた落胆を改めて感じてしまいます。泥中の蓮ではいられないか、と。エデンに馴染ませようとしていながら、恐ろしく勝手ですがね。
 煙草はお客さまからプレゼントされたものだろうか。なら、そこそこうまくやっているのであろう。もうそこまで彼女の仕事振りを案ずる必要はないかも知れない……などと考えていると、彼女は煙草を揉み消して、身を起こし――ね、と私の腰に抱きつき、ご褒美をねだってきます。応じると、彼女は熱く息を吐きながら――あたし、いくら汚されても、あなただけだからね。と、そこはかわいいことを言ってくれます。
 しかたないこととはいえ、ほかの男に抱かれたりすることを気にしている様子でした。後背位で抽送しながら、ヤニのにおいがしますがいっそうつややかになった髪に口づけしつつ、心に決めた人がいる古の純情な女郎のようだと思いました。それが後々、弊害になるわけですが。
 彼女は快楽に喘ぎ喘ぎ――がんばるから、チャンスができたらいつか出ようねこんなところから、と。毎度、その話に触れられると胸が痛みます。
 で、当然、私たち二人でお客さまのお相手をすることも少なからずありましたので、ご紹介したいと思います。だいたい、私個人でお相手をしたことのある方たちでした。
 エデンにいらっしゃる際には必ず、愛犬を連れている男性のお客さまが兄妹セットでご指名してくださいました。とてもお優しい方で、指が一部欠けていますがその筋の方というわけではなく、なんでも昔大型犬の調教中に噛み切られてしまったそうです。――あれはわたしが悪かったのだ、と語っていましたっけ。
 私と伊織はいつも通りのコルセット姿に、お客さまから指示された赤い革の首輪をしました。それでお客さまをお迎えします。灰色の長い毛をもつ、優美さのある容姿ですが大柄の犬に彼女が不安げな視線を送っているのを見てか――大丈夫、いい子だから。と、お客さまが微笑を向けました。
 私の部屋に入ると犬はさっそくベッドにあがり、仰向けになります。要領を得ている私はすぐに犬のそばに寝て、その陰茎を擦り、飛び出してきたものに舌を這わせました。彼女がどんな顔でこちらを見ているのか、不安になります。――影次くん、せっかくメスがいるんだ。射精するまではやらなくていい。という、お客さまの命令が聞こえてきました。
 言われた通り、陰茎が頃合いになったところで離れます。犬も体を起こしました。彼女はこれから自分がなにをされるのか、もう察しているでしょう。犬を凝視している彼女に、お客さまが予想と違わぬ命令を下します。――愛犬と番いになってくれるね?
 お願いでもするような調子でしたが、断れません。ショーツを脱ぎ、ベッドに脚を開いて寝た彼女の女陰は乾いていました。お客さまが一声、合図を発すると優れた慰安(アンドロ)動物(ズーン)である犬はすぐに口吻を股間に寄せて鼻を鳴らし、女陰を舐めあげます。長大な舌による口淫を受けている最中、彼女はわざとらしい嬌声を思い出したようにあげつつ、傍観している私に潤んだ、切なげな目を向けてきました。
 女陰が十分濡れると、犬の赤い剥き身をお客さまがそのまま膣に収めさせます。お客さまが補助しながらの交尾がはじまりました。人間とは比べものにならない激しい攻撃に、彼女は表情も身もこわばらせて耐えていました。それから、犬はふくらんだ亀頭球で膣に蓋をしたまま、長い放出をはじめます。何十分かしてようやく離れると、さらさらとした精水が女陰から零れ、私のベッドのシーツに嫌らしい染みができてしまいました。
 遊戯をおえてからお客さまは愛犬にジャーキーを与え、私たちにはマカロンをプレゼントしていたわってくださいます。このお客さまは遊戯中、陰茎を露出さえしないので、お客さまにというより犬に仕えた気分になります。……少し歓談してお客さまがお帰りになったあと、首輪を外し、膣を洗浄した彼女にあのお客さまはまだいい方だろう的なことをぽろりと話すと――どこが!? あたしのことメスって……。あたしたちのこと犬だと思っているわ! と、怒られてしまいました。
 あのお客さまは犬を寵愛してくださいます。以後、私たちの組み合わせがお気に召したのか、兄妹でご指名してくださるようになりました。
 ほかはつねにガスマスクをしている男性のお客さまに、私たちはラバースーツを着せられて、顔もマスクで覆った状態で、交わるよう命じられました。途中、ラバースーツを身にまとったお客さまも加わり、はたから見たらラバーで黒光りした異形たちが絡みあっている奇観でしたでしょう。あと、私をご自分の前に、伊織を後ろに立たせて、ひたすら私に前面を、伊織には後背を殴らせることを好むお客さま。法悦としながら放出してへたばるお客さまを再び立たせて、今度は伊織が後ろをペニスバンドで、私はベッドに寝て脚を伸ばして足裏で陰茎を、優しい言葉をかけながら慰めました。画家であるお客さまには、兄妹で卑猥なポーズを取りました。
 そして、笹沼ご一家。夫君はいつも通りに、夫人は気まぐれに、ご子息は乱暴に私たちを使います。とくにご子息は私の前で伊織をいじめることを気に入ってしまったようでした。複雑そうな表情を浮かべているであろう私の顔を見て、おもしろくなってしまったのでしょう。愛する者を傷つけられて、苦しんでいると。実際苦しいのと、この悪友が憎らしいのと、官能がたかぶってしまうのとで、私の胸中は混沌としました。
 ……こんなふうに日々を過ごし、月日が経つとついに従順さを認められたのか、お客さま方へ伊織をデートに誘えるという知らせが広められました。さっそく申し込んだのは笹沼夫人です。丈が短く、そのうえぴったりしていて体の線を強調するワンピースを着せられて、気にしているであろう下半身の形を隠せぬまま男装の麗人に連れられて外へ向かう彼女を見て、いささか心配になってしまいました。もしも隙ができたら、無謀にも逃げ出してしまうのではないか? と。エデンから脱出できるかも知れない最大の機会は、デートにしかありません。
 しかし、彼女はなんの問題も起こさず帰ってきてくれました。あとで、彼女は私に抱かれながら――正直、街を見ていたらちょっと迷ったけどあたし、あなたと幸せになりたいから、と。つづいて、どこか切なげに微笑みながら――いつか、あなたと普通にデートがしたいわ。
 この愛しい娘は、私との未来を夢見て本当にがんばっています。しばらくして、お客さまと連絡を取る用の携帯電話まで……会うことの叶わない、仲のよかった元校友とは時が経つと自然消滅してしまった様子でした……渡されます。彼女の奴隷振りはあくまでエデンから出るための努力なのだと思うと、危惧を覚えました。はたして彼女は外界をいつになったら忘れてくれるのだろうか? と。
 いつまでたってもエデンから逃げられなければそのうちあきらめて、慣れたエデンの住人になってくれるだろう。そういう狙いがあったからこそ、エデン脱走などとだいそれた嘘をついたのです。私は彼女とエデンで幸せになりたいのです。今思うと、愚かですがね。
 しかしながら、薄い希望を感じられることもありました。お客さまに兄妹で仕えるときなどに、いじめられている、あるいはいじめている彼女の女陰が触られてもいないのに潤っているのを何回か見ました。……伊織が退廃してしまうのはやや悲しい気もしましたが、これならいつか外界を忘れてくれるかも知れないと。まあ、私の勘違いだったんですがね、それ。
 それから当然、私たち兄妹がデートに誘われることもありました。これこそ、この上ない機会です。彼女の部屋で彼女と一緒に、今日のためにお客さまが用意してくださったヴィヴィアン・ウエストウッドのピーコートを着て、ボブヘアーのかつらと、同じくヴィヴィアンのベレー帽をかぶり、お互いなにもかもおそろいになります。身支度をしている最中、脱走のチャンスだと小声で騒ぐ彼女に同調しつつ、もしも隙ができてしまったらどう理由をつけて彼女を踏みとどまらせようか考えていました。
 ロッキンホースバレリーナを履いて……厚底で、幸いにも走りづらそうな靴でした……エデンを出て、使用人が運転してくれる車に乗り込みます。街へ行き、ひっそりとした、まだ日が落ちる前なのにどこか薄暗く感じる裏通りに入りました。彼女はずっと、車窓から外を眺めていました。……やがて、見つけづらいであろう小さな飲食店の前で車はとまります。おりて、中に入ると狭い店内は、孔雀の羽根となんらかの部族の仮面などで飾り立てられていて、怪しい雰囲気に満ちていました。
 現れたウエイターが抑揚のない声で挨拶してくれたあと、関係者以外立ち入り禁止といったふうのドアを開けて、お客さまと待ち合わせをしている地下のテーブル席へと案内してくれます。リンボを連想してしまうような階段をおりると、室内装飾は一階とほとんど変わりありませんがずっと広い空間の真ん中に、一卓だけ置かれているテーブルにはすでにヴィヴィアン好きの男性のお客さまと、男装の笹沼夫人がついていました。
 このお客さまと夫人はお友だちらしく、私たちはダブルデートのお誘いを受けていたのです。夫人はアーマーリングをした手をあげて――やあ、二人ともかわいいね。似合うじゃないか、ヴィヴィアン。と、微笑を向けてくれました。そのまま私たちも席につきます。私はお客さまの向かいに、伊織は夫人の向かいに座って、それぞれかけられる冗談まじりの求愛の言葉に応じていました。
 そのうち、地下の厨房へ引っ込んでいたウエイターの手で料理が運ばれてきます。幾何学模様のテーブルクロスの上に置かれた葉の皿には素揚げしたタランチュラとサソリ、芋虫が盛られてありました。瞬間、表情が凍った伊織を見て、夫人が――なんだい、普段もっとひどいものを口にすることもあるだろう? 我々の文化にはあまり馴染みがないというだけで、こんなの国によってはただのおいしいスナックだよ。と、からかいます。
 私は慣れています。実はこの店、何度か夫人に連れられていて、初めてではありません。サソリを手に取り、口に運ぶと伊織の視線を感じます。少ししてから、恐る恐るといった様子で伊織も食事をはじめました。味はエビかカニに似ていて、悪くはありません。しかし、歯触りが気に入らないのでしょう。噛むたびに彼女は眉間に皺を寄せていました。
 それから、羊の脳のスープ、牛の陰茎と睾丸のソテー、アリの卵のピラフ、飲み物とデザートには蛇の生き血とそれを使った真紅のゼリーが供されました。お客さまのおごりですから、どれも残せません。食事をおえると、伊織はトイレに行きたいと言い、立ちあがりました。単純に、気分が悪くなってしまったのだろうと思いましたが、ウエイターにトイレの場所を聞いた彼女は一瞬、私に明らかに意味ありげな目配せを送ってからテーブルを離れていきます。
 しまった。この地下には厨房以外、ほかに部屋がないことに気づいていたのか。目配せの意味をわかっていないマヌケのフリをしようか? 携帯にメールが届くかも知れないが、お客さまのお相手をしているのだから見れなかったことにして。……あとで彼女からすごく怒られるだろうな。いや、そもそも店の前には使用人が待機しているのだから無謀だろう。などと悩んでいると、夫人から思わぬ助け船が出されました。――俺も行きたい、と。一階に一室しかないトイレを目指して、階段をのぼっていった伊織の後を夫人が追っていきます。これでは、もう逃げるだなんて不可能です。
 しばらくすると、夫人に肩を抱かれた伊織がおりてきました。伊織は口元に手を当てて、うつむいていました。夫人はにやにや笑っています。普通に用を足せたとは思えません。どうやら、伊織の気分はよけいに悪くなってしまったみたいです。
 それから店を出て、待たせてあった車に乗り、みんなで駅前へ行きました。私はヴィヴィアン好きな方と、伊織は夫人と過剰なスキンシップを取りながら人々が行き交うなかを歩きます。時折、お客さまが私のピーコートの裾をまくるという悪戯をしました。元々感じていた肌寒さと通行人の視線が強くなります。夫人もこのご友人の真似をしていました。
 私たち兄妹、丈の短いコートの中はランジェリーしか身に着けていないのでした。そのまま駅ビルに向かいエスカレーターや、商品が並ぶ棚の前でお客さまから合図されるたびに屈んだりします。背後にいたまじめそうな青年にショーツを見せてからかったり、唇を噛んで……感情を隠さずに仕事をしている彼女の姿は久々に見ます……私と同じことをしている伊織を見たりしていたら、性器や血を口にしたせいもあるのかショーツの前を張り出させてしまいました。
 そして酔狂でプラットホームに向かって電車に乗り、満員のなか、お客さまの気をスラックスの中で遣らせます。おりた先ではとくになにもせずまっすぐ帰りの電車に乗り、そこでは私と伊織が抱きあい、嫌らしく愛撫しあい、深い接吻を交わしました。ロッキンホースバレリーナの脚を互いに絡ませて。
 十分衆人の視線をいただいて、ヴィヴィアン好きのお客さまが趣味を満足させると、駅前の駐車場に戻ります。使用人を待たせていた車に乗りました。紛れられそうな雑踏に、遠くにいる使用人。ぶらぶらしていたあいだこそ絶好のチャンスだったのでしょうけれど、お客さま方は私たちを片時も離してはくれませんでした。
 私たちはそのまますぐには帰らず、車内で窮屈に乱交をはじめました。食事してから今までショーツに硬いふくらみを生じさせていた陰茎を夫人が器用に扱き、とくに亀頭をしつこく弄り廻すものだから、私は所謂男の潮吹きをしてしまいました。――俺のズボンが汚れてしまったじゃないか。なんて淫乱な娘だ、と、この美男子は相変わらず私を女の子扱いしてくれます。淫乱さを尻を叩いて罰していただきました。再び達してしまいます。
 ……伊織の前でアブノーマルなことで嬌声をあげ、素で乱れてしまっていますが、彼女がエデンに来てもう一年近くが経とうとしています。彼女の私に対する信頼はそうかんたんにヒビは入らないだろうとわかり、大胆になっていました。少し怪しいところがあるくらいで、私という唯一の精神的支えを捨てられるわけがないですからね。それに、帰りの電車に乗っているときに気づきましたが、伊織も濡れています。今は車内で弄ばれて、さらに。
 それから、私は座ったヴィヴィアン好きのお客さまの膝の上に、彼女は夫人の膝の上に、陰茎を体内に埋めつつ……彼女は疑似の陰茎を……腰かけました。その状態で、私と伊織は情熱的に口づけをします。彼女の頬に一筋、涙が流れました。車窓の外をいっさい気にしないまま遊戯をおえたあと、夫人がくわえた煙草に伊織がうなだれた様子でマッチを擦り、火を点けます。使用人は嫌らしい声と音が響くなか、運転席でずっと携帯ゲームをしていました。
 お客さま方と別れ、エデンに帰ってから、遊戯で疲れているはずですが伊織は私からのご褒美を求めてきます。ベッドの上でそれを与えると彼女はよがり、私にしがみつきながら――ああ、次こそは……と、呻くように言いました。
 彼女は二、三回達している様子がありましたが、私は放出できませんでした。以後、兄妹でデートのお誘いを受けて、外出中隙らしいものができても適当に理由をつけて無謀だと伝え、彼女をとめてきました。
 ところで、時が経つにつれて強くなっていく彼女の性欲に、私は悩まされはじめていました。私が過酷な遊戯をしたあとで疲れていても、体調が優れていなくても、お客さまにしこたま飲まされて二日酔いという状態でも、彼女は求めてきます。応じないと、機嫌がすごく悪くなります。獣のような頻度と激しさで交接すると、派手に、上手になった嬌声をあげ、情熱的な求愛と外界に対する希望の言葉を吐きつづける彼女。……このころから伊織と二人で過ごす時間は癒やしでもなんでもなく、むしろ苦痛と化しつつありました。
 彼女がお客さまに弄ばれて濡らすことがあったのは、このあと、私に慰めてもらえるという期待からだと悟ります。……いえ、なにも、苦痛を感じるようになったのは別に楽しくもなんともない普通の性交を強要されつづけたからだけではありません。彼女が私以外の男に抱かれたりすることに覚えていた罪悪感。それを、私も感じるように強いてきました。
 私が奴隷の女の子や、お客さまのご婦人や、笹沼夫人と仲良くしすぎているのを見つけると、彼女はがみがみ怒ります。表向きだけだよとなだめつつ、内心あまりの面倒臭さに辟易していました。こういう束縛、エデンでは愚行極まりありません。
 だんだん、エデンで清純や純情は受けない理由がわかってきました。やはり、成熟する前にエデンに連れてこられた私の外界の常識に対する認識は甘かったようです。楽園で快楽を制限されてしまうなんて、耐えがたくいらいらします。もしも伊織が堕落しても、複雑な気持ちにはなるでしょうが私は邪魔しません。変わった趣味は付き合えそうなものなら付き合います。エデンを訪れる快楽主義であるカップルのお客さま方の姿で、その辺は学習していました。
 奥さまとその夫君の愛人が仲良し。そんな光景はエデンではざらです。嫉妬など感じないか、感じても嫉妬という感情を楽しめてしまえるほど心に余裕のある方々です。笹沼夫人も夫君に暴君のような振る舞いをしているように見えますが、束縛はしていません。自分もそうしているのだから平等に、夫君には愛人をいくらでも作っていいと言ってあるそうです。それでも夫人の夫君いわく、愛人なんて一人も作っていないそうですが。そのうえ、夫君は夫人の暴君の振る舞いで、夫人は夫君から与えられている自由で、それぞれの趣味を充足させています。
 お互いの欲を満たしあい、束縛しない。そんなおおらかなカップルの姿に憧れてしまいました。……いまだに外界外界と騒ぐ伊織に、私は自分の趣味を告白できそうにありません。私を精神的にガチガチに縛り、抱いて抱いてと下品にねだりつつもどこか苦しそうな彼女を見ていると、いつの日かお客さまのご婦人に言われた――女は淫奔であったほうが幸せになれるのよ、という言葉を思い出します。その通りかも知れない、と思ってしまいました。
 最初のうち、恋は快楽のいいスパイスになっていましたが、今となってはただの弊害です。こんなに生臭いものだったのか。これなら出会ったばかりのころ、デートしていたプラトニックなときのほうが楽しかったです。今や伊織はお客さまなどから責めを受けても技巧じみ、鞭やペニスバンドは相変わらず私に対しては不器用です。さして快楽も得られません。数年が経つうちに、もう彼女への思いは冷めていっている自分がいました。
 ……伊織の清純さに惹かれ、恋に落ちたはずなのに。後々それが嫌になってしまうとは、皮肉なものですね。やはり私と彼女は違いすぎた。ところで、私はなぜここまで外界を拒絶するのかについてですが……伊織への恋心がまだ熱かったころ、一瞬だけですがまじめに考えてみたことがあります。エデンを出るということを。なにも脱走などと乱暴かつ危険な方法を使わなくても、私と伊織がもっと年を取ってから、年季明けということで私たちを外界で結婚させてくれないか旦那さまに相談してみるとか。
 でも、お客さまに身請けされるなどして外界へいった奴隷が、泣いてエデンに戻ってくることが多いのを見てしまうと、ね。旦那さまはお優しいから、傷心の奴隷を受け入れてくださいます。ずっとエデンで育ってきた奴隷に、外界は勝手が違いすぎたのですよ。お客さまも愛玩してきた奴隷がもう奴隷ではなくなっていって、変わっていく関係性にどう純粋な言葉を並べつつも耐えられなくなってしまったのでしょう。
 お客さまも奴隷も人間ですから気持ちが一線を越えて互いに愛し合う、そんな不幸な状態になってしまうことはたまにあります。お客さま全員が前述したカップルのお客さま方のように超越しているわけではありませんからね。外界で奴隷と幸せになりたかったら、奴隷を監禁してしまうかお互い淫奔を極めるしかありません。……私、外界はつまらないというより、むしろ怖いです。微妙に知っているからこそ。
 話を戻しましょう。さらに時が経ち、もう去年のことですね。笹沼夫人が脳溢血で突然お亡くなりになったのは。まだ、四十五歳でした。夫人の死からしばらくして、夫君がお一人でエデンにいらっしゃいました。私との遊戯をお望みになりましたので、夫君を縛って、鞭打って、ペニスバンドで犯して差し上げました。夫君は涙を滲ませながら嬌声をあげ、乱れ、多量の精水を放出し、遊戯をおえたあと力なく――京子は、涸れていた私を潤してくれたのだよ。もう、あれほどの女(ド)主人(ミナ)に巡り合うことはないだろう。いなくなってしまうなんて、こんな責めはまったく嬉しくないぞ。と、呟くように言いました。以来、夫君はエデンへお越しになられません。ご子息も、ばったりと。
 夫人のことは大切なお客さまであるのと同時にお友だちのように感じていましたから、もちろん私も悲しいです。で、悲しんでいるところ、伊織は私に夫人の悪口を聞かせます。死んでよかったという内容でした。彼女の夫人に対する悪口は前々から度々聞かされていましたがこのときは黙り込みつつ、彼女を怒鳴って引っ叩きそうになるのを必死に堪えていました。もう、破綻は近づいています。
 それから遠からず、私と伊織は旦那さまに呼ばれ――お前たち、子供を作って兄妹から夫婦になる気はないかい? と、持ちかけられました。普通、繁殖はリンボの奴隷がすることですが、私たちで楽園の新しい奴隷を作ったらおもしろそうだとお考えになったのでしょう。旦那さまが話している最中、伊織はずっと黙ってうつむいていました。旦那さまの部屋を出ると、伊織は私を自室へ引っ張り、カメラを気にせず……まあ、もう恐らく見られても聞かれてもいないでしょう……金切り声で叫びます。――もう耐えられない! 一刻も早くここを出なきゃ! と。
 曖昧に応じていると、彼女は声をさらに荒げて――前から思ってたけど、なんかはぐらかしてない? 本当にエデンから逃げる気あるの!? と、私の肩を掴み、詰め寄ってきます。彼女の爪が食い込んできました。……ああ、女性の甲高い声ってどうしてこんなに癪に障るのでしょう?
 気がついたら彼女の手を乱暴に払い除け、衝動的に言い放っていました。嘘は彼女を支え、救うために吐いていたことを忘れて――ないよ。最初からない、と。強めに払ってしまった手を押さえ、彼女はなにを言われているのかわからないといった様子でした。私はもう、とめることができず――そんなに出ていきたかったら、一人で出てってくれ。と、追い撃ちをかけてしまいました。
 てっきり激昂するかと思ったら、彼女は目を見開き、ただ呆然としています。放っておいて、部屋を出ました。おわったなと思いました。もう仕事以外で互いの部屋を行き来したり、愛し合ったりすることはないでしょう。仮面夫婦になります。気まずくなりますが、まあいいかと思いました。今後、恋という魂の一時の狂気に陥ることなく、涸れていくだけです。希望を失った彼女がどんな行動に出るか、このときはなんだか面倒で深くは考えませんでした。
 その日、夜更けに事件は起きました。不在の旦那さまの部屋に伊織が忍び込み、窓を椅子で破って脱走を図ったのです。無謀にもほどがあります。勇気ある行動ではなく、ただの錯乱した行動です。もちろん捕まり、飛びおりて脚を負傷していましたが、関係なくすぐに伊織のリンボ行きは決定されました。本当、愚かです。彼女も私も、最初から。……しかし、私はこうなることを心のどこかで望んでいたのかも知れません。では、この辺で。次で催しは最後です。引退式とあわせてリンボで行います。そういう趣味がおありの方はお越しください」
 立ちあがり、舞台をおりて原稿と身を客に捧げ、入浴してから、使用人に声をかけられる。旦那さまが呼んでいるとのことだった。裸身にガウンをまとった姿で旦那さまの部屋に向かい、ドアを開けると旦那さまはベッドに裸で半身を起こして寝ながら、テレビを眺めていた。薄暗いなか、凛々しい横顔がテレビの光に照らされている。
「お疲れさま。おいで」
 俺に気づいた旦那さまが手招きする。ベッドに乗り、擦り寄ると優しく髪を撫でられた。
「ペテン師だの諸悪の根源だの、好き放題に言ってくれるな」
「……冗談ですよ」
 見合わせて、笑いあう。テレビ画面には、椅子に座って時折原稿に視線を落としつつ語っている俺が映っていた。それからおしゃべりに興じる。先刻まで観客たちの前で語っていた内容の話題になると、旦那さまは悲しげに「京子ちゃんはなあ、私より先に逝ってしまうとは思わなかったよ」と言った。そして、
「いよいよだな。私が死んだら、お前にエデンを継がせてもいいかと思っていたが……まあいい。死後など、自分自身で楽しめないものに興味はない」
 俺の引退の話になった。そっと、唐突に口づけをされる。瞬間香る、渋いにおいのするオーデコロン。
「引退してしまう前に、お前を思いっきり抱きたい。……お前はずっと私の大切な息子だよ」
 皺の目立つ器用な手と、矍鑠とした体を、旦那さまは俺に最大限の快楽を与えるように使ってくれた。あまりの心地よさに鳴きながら、引退式のことに思いを馳せ、色々なものが込み上げてきて、涙が流れた。

2015年7月17日公開

作品集『咎の園』第7話 (全9話)

© 2015 山本ハイジ

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