咎の園 人工楽園にて(3)

咎の園(第4話)

山本ハイジ

小説

14,862文字

R18/エログロ

「……リンボで?」
「ああ」
「風呂入ってからのほうが」
「いいよ、別に」
 口の中には客たちの分泌液と糞尿の味が残り、肌も髪も汚れていて洗い流したかったが相手は一応客だ。注文に素直に従い、リンボへと向かう。のぼり階段の隣、無機的な鉄のドアはエデンの中でも異様な雰囲気を漂わせていた。開ければ、ノブにぶらさがるlimboと彫られたプレートが揺れる。
 暗い階段をおりて、呻き声の響く檻をいくつも通り過ぎた。
「光雄さんは、どうしている?」
「相変わらず塞ぎ込んでる。政治どころじゃないらしい」
 休憩スペースに足を踏み入れる。鉄のテーブルや棚に置かれた、眼球を手の平に載せた手首、本物の髑髏、瓶に詰めた胎児、人工的なシャム双生児などのオブジェが視界に入った。ほかは水槽で悠々と泳ぐアロワナ、真紅のソファーの正面には映画が映し出されているペーパースクリーン。
「家も荒れてて面倒臭いし、出ていこうと思ってる。もうここには二度とこない」
 香琉(かおる)がソファーに脚を開いて座った。俺もその隣に座り、なんとなくスクリーンの映像に見入る。この映画なら何度も見た。監督が、恋した少年に惨殺される事件がのちに起こったやつだ。屋敷の窓から双眼鏡で、男が外を眺めているシーン。外では奴隷たちが凄惨な拷問を受け、次々殺されていく。焼かれたり、切り取られたり、吊されたり、えぐられたり、剥がされたり。BGMは不似合いにも、荘厳な宗教歌が流れている。
「これから生きていくためには、まるくならねえと」
 耳をつんざくような悲鳴が聞こえてきた。映画からではない。手術室のほうからだ。
「ほら、仕事しろよ」
 香琉がスーツのポケットから煙草の箱を取り出し、一本くわえた。テーブルに置かれているライターで火を点けてやってから、スラックスの股間に手を伸ばす。香琉は目を閉じ、深く煙を吸って、吐いた。視界を遮断して、映画と現実、両方の奴隷の痛々しい鳴き声に聞き入っているようだった。
 手にあまるほどの陰茎を扱きながら、映画のつづきを見る。拷問シーンから切りかわり、屋敷の中が映された。屋敷の警備兵である少年の一人が唐突にラジオを弄り、BGMが宗教歌からひどくのんきで、陽気な響きのダンスミュージックに変わった。少年がもう一人の警備兵の少年に、踊ろうと誘う。二人は手を取り合って、ステップを踏みながらBGMと同じくのんきな会話をする。『恋人の名は?』『マルガリータ』――そのまま、白い紙にFINEと印字したようなものをクローズアップするだけの簡素なエンディング。
 薄ら目を開けて、短くなった煙草を香琉は頭蓋骨の灰皿に揉み消した。本当に、まるくなりつつあるらしい。前なら、その煙草の火種は俺の肌に押しつけられるはずだ。
 再び目を閉じて、香琉はごく普通の交わりを求めてきた。十分に勃起した陰茎に跨がる。……今度は赤子の泣き声が乳児室のほうから聞こえてきた。
「やっぱり、ここがいちばん落ち着く」
 しかし、いつまでたっても香琉は放出しない。そのうち、もういいと俺は膝の上から退けられてしまった。それから香琉はエントランスでの見送りを望まずに、リンボの階段をあがっていった。友人との淡泊な別れを迎えたあと、エデンに戻る前に俺は彼女に挨拶しにいくことにした。

 

 今宵の食事はジビエ料理。血のような色をした野生の鳥獣の肉がテーブルに並び、酒は濃いルビー色をしたバローロのワインが供されている。そして前座は、ふっと広間の照明がやや薄暗くなり、逆再生の賛美歌が流れはじめてしばらくしてから、ガァーッ! ガァーッ! と、非常に耳障りな鳴き声が響くとともに舞台がライトアップされた。逆十字のオブジェで飾られた舞台の上には、黒山羊の頭をかぶったシーメールの奴隷が力任せにガチョウを押さえている。
 さながらバフォメットの奴隷はガチョウの首を掴み、烙印の押された豊満な乳房を揺らしながら、舞台を舞うような足取りで廻った。観客の関心を寄せさせてから、奴隷は陰茎を扱き、羽をばたつかせて抵抗するガチョウを手こずりつつも犯す。ガチョウの狂った喘ぎ声が響いた。
 奴隷は大げさにうなり、放出が近くなってきたのか腰の動きを速める。そして一際大きな声をあげると同時に、ガチョウの首をへし折った。使用人が一人、舞台にのぼり奴隷にナイフを手渡す。奴隷はガチョウの肛門から萎えた陰茎を引き抜き、そのままガチョウの頸動脈を刃で裂いた。
「精をつけたい方はどうぞ!」
 まるで黒ミサだ。奴隷のすすめに応じた客たちがワイン片手に舞台へ集まり、ガチョウの血を受け取る。
「君ももらってきたらどうだ? 本番を控えているのだろう」
「……ええ、では一杯だけ」
 そばにいた客に、半笑いで命令されてしまった。飲みかけのワインを持って、舞台の前の列に加わる。少しして、ワインの鮮やかな赤はガチョウの傷口から垂れる血で、赤黒く濁ってしまった。口にすると精がつくどころか、生臭さに参ってしまう。
 贄の血が尽きれば奴隷は退いて、賛美歌はとまり、照明も元に戻る。舞台の上が整えられると、原稿を持ってあがった。礼をして、エナメルのコルセットにスカートのようについているチュールをまくり、今宵はショーツを穿いていないのでそのまま椅子に座った。
「……エデンには変わった趣味を持つお客さまがたくさんいらっしゃいますから、戸惑ってしまうことも多かったです。講習で勉強したことはあくまで基本に過ぎないのだと、身をもって知りました。
 私が楽園に勤めはじめてまだ日が浅いころ、立派な体格をした壮年のある男性からご指名をいただきました。その方は――俺はローマの皇帝と同じ遊びを好んでいるのだよ、と仰り、遊戯の内容を説明してくれます。まず、私たちは大浴場へ向かいました。湯船に飛び込み、泳ぐお客さまのすぐ後ろについていきます。お客さまは湯を噴出させている中央の台の辺りでとまると、仰向けになって浮かびました。
 私はお客さまの股間にとまり、皇帝に仕える小姓として、半立ちの陰茎を口でお世話しました。やがて水面に塔が聳え、お客さまは――おお、かわいいミノウ! ……コイ科の小魚のことです……と、私を呼び――出すぞ、顔で受けとめるんだ、と絶頂が近いことを告げました。私が――しかし、お湯を汚してしまいます。と言うと、お客さまはいらついた様子で――馬鹿者! 俺は皇帝だぞ、そんなこと知るか! と、怒鳴りながら私の顔面に大量の白い飛沫をかけました。
 精水は噴水で流され、私の頬を伝い、湯に混ざっていきます。そのあと、お客さまは何回も放出しました。……脱衣場に出ると、待機していた使用人たちがばたばたと大浴場へ清掃に向かいます。それから皇帝は度々私をご指名してくださいましたが、決して私の部屋には寄らず、遊戯はもちろん、歓談するのも大浴場を指定しました。水の中でなければ、立たない性質なのだそうです。
 それから一ヶ月ほど経った、初夏のある日のこと。背が高く、痩せていて、身なりの上品な男性のお客さまがいらっしゃいました。その方の趣味に付き合うためには部屋を暖房で満たし、ドアの外には使用人を待たせる必要がありました。
 お客さまは裸で、私はシャツ一枚だけを着て、サウナのような室内でベッドの上、汗を滲ませながら会話を楽しみます。しかし、しばらくすると汗が目にしみるほど滴り、シャツは肌に張りついてきます。朦朧としてきて、眉間が痛み、話の受け答えすらままなりません。ベッドの柵にぐったりと背を預けていると、隣のお客さまは暑さでぼうっとした様子ながらも股間を立てて、私の体をマットレスに広げました。
 シャツの前を開き、汗臭く、塩辛いであろう私の肌を舐め廻してくれます。お客さまの体温まで加わり、私は暑い、暑いと喘ぎました。お客さまも――ああ、暑い、暑いと喘ぎながら私の湿った腋に顔を埋め、舐めたり、においを吸い込んだりします。そのあいだ、お客さまは自分の陰茎を扱いていました。
 達する直前、お客さまは私から離れて、私の全身に熱い精水を振りかけました。行為をおえて部屋から出ると、使用人が私とお客さまにスポーツドリンクを飲ませてくれます。そのまま少し休みました。
 しかし、この方は汗に特別の執着があるわけではありません。時季が冬になると、お客さまの趣味は変わるのです。使用人見張りのもと、私もお客さまもシャツ一枚で外に出て、私は頭から水をかぶった状態で玄関前、一緒に立つのです。お互い自分の体を抱いて震え、お客さまは唇の色を失いながら――寒がる君は、とっても色っぽいよ。と、冷えたら普通は縮むはずの陰茎をそそり立たせて、我慢の限界を迎えると私を抱くのでした。雪が降ったりしていると、限界は早くにきました。
 寒い、寒いと喘ぎながら、お客さまの冷えた体から少しでも暖を取ろうと、自ずとしがみついてしまいます。地面に、または雪に転がり、お互いよがり声とともに白い息を吐き、お客さまは白い精を吐きました。遊戯をおえれば、使用人が私の凍りつきそうなシャツを脱がせ、体を毛布で包んでくれます。……このように、お客さまが執着を抱いているのは温度のようです。私にシャツを着せて、夏は汗、冬は冷水でシャツを濡らし、透けて見える肌で視覚的要素もたして、楽しんでいたのでした。
 で、温度愛好のお客さまを初めて接待した初夏のある日からしばらくして、私が十三歳になってから、こんなお客さまがいらっしゃいました。老齢の寡黙な男性で、この方の趣味に付き合うためには約一週間、事前準備が必要なのです。
 私はお客さまの仰せの通りに、風呂に入らず、歯を磨かず、排便しても尻を拭かないようにしました。さらに膝上まで丈のある、肌にぴったりと吸いつくようなエナメルのブーツを履いて、ほとんど脱ぐことなく過ごしました。準備中は、尾籠(びろう)でも構わないというお客さまのみのお相手をします。
 そして約束の日。例のお客さまを部屋にお迎えするや、お客さまは黙ったまま私の頭を引き寄せて、油っぽい髪に鼻をつけました。軽く掻いてフケを吸い込んでから、鼻を私の唇に移し、口を開かせ口臭を嗅ぎます。そのまま私に深い接吻をしてくださいました。お客さまは舌を私の歯に強く押しつけて、歯垢を舐め取ろうとしているようでした。堪能するとお客さまはうなずき、私をベッドの縁に座らせます。
 お客さまは私の足下に膝をつき、ブーツのファスナーをゆっくりとおろしてくれました。脱げた瞬間、すっぱい臭気が漂うのが自分でもわかります。お客さまはブーツの蒸れたにおいをもちろん吸い込んでから、私の足を手に取り、足裏、爪先へと嗅ぎながら舌を這わせました。足の指のあいだにたまった垢を綺麗に食べてくださいます。
 それから、お客さまはベッドにのぼり私を四つん這いにさせて、ショーツを脱がせてくれました。すぐに、鼻息と舌を感じます。かぶれてしまっている部分は唾液がしみて痛痒かったです。……お客さまは苦い、と噎せて、今度は私の体を仰向けにしました。
 お客さまは私の腕をあげさせ、私の着ているガウンを開けると、汗疹の広がる腋を賞味し、ガウンの汗染みまで味わいます。満足なさると――どこで気を遣(や)ろうか、と小首を傾げてから、お客さまはズボンから硬い陰茎を取り出しました。乾いた糞のかすがこびりつく後ろに何回か陰茎を擦りつけてから……膀胱炎になるかも知れませんが、それは自己責任で……挿入します。
 腋のにおいを嗅ぎながら打ち込み、お客さまは私の中に放出しました。それからお客さまは長いこと私をおともさせて、陰茎が復活すると、臭い足で扱かせたり、腋に挟ませたりしました。存分に放出すると、もう夜も深まっていましたが、お客さまは食事をしなければお酒も飲まず、私の一週間かえていないショーツを土産に持って静かにお帰りになられました。
 そう、このお客さまのお相手をするための準備中、同じく老齢で、しかし大変陽気な男性のお客さまがいらっしゃいました。この方もやや準備を必要とし、その準備とは、私がしばらく肉類中心の食事をするというものでした。さらに二日か三日、排便を我慢します。
 お客さまに快楽を供する日、使用人たちが部屋に背の低いガラスの長テーブルを運んできて、お客さまは裸でテーブルの下に仰向いて寝ました。私はショーツを脱ぎ、ブーツのソールでガラスを割らないようにそっとテーブルに乗って、ちょうどお客さまの目の前に私の肛門がくるようにしゃがみます。
 お客さまは――さあ、思いっきりうんこをするんだ。と、言いました。気のせいか恥部に集中的な熱い視線を感じて恥ずかしくなりつつも、今まで腹痛を覚えても薬で耐えてきたぶん、少し力めば肛門がふくらむのがわかります。けれども、そこからなかなか先に進みません。つい、糞ではなく屁を放ってしまったとき、お客さまが盛大に笑い出したものだからよけいに。
 でもお客さまは急かしたりせず、笑って待っていてくださいました。うんうんうなり声をあげて、糞の頭を出したり引っ込めたりを繰り返し、裂けるんじゃないかと不安になるほどの痛みに臆せず力んだとき、ようやく爽快感とともに太くて長い糞が排出されていきます。お客さまは――元気のいいうんこだ! と、手を叩いて笑いました。
 肉ばかり消化していたために、糞は普段のものより強烈なにおいを発していました。お客さまはテーブルの下から出て、私は床におりるとショーツを穿きました。お客さまは性格に反して下のほうは元気がないらしく、舐めていただくことも今は不潔愛好のお客さまとの約束があってできなかったので。……お客さまはまるで子供が粘土で遊ぶみたいにテーブルの上の糞をこねてはしゃいでから、自分の体に塗り、口に運んで――若返るよ、と言いました。泥遊びしている子供のような顔になりながら。
 不潔愛好のお客さまのご希望は自然な汚れだったので、そのとき私自身は糞に塗れたりはしませんでしたが、あとで制限が解けてからお客さまがいらっしゃったときは、もちろん私も一緒に糞遊びをしました。こねて、互いの体に塗り合い、口に入れます。正直、付き合うのはなかなか過酷に感じる趣味でしたが、お客さま自身は楽しく、優しい方でしたから好きでした。糞を含み、つい噎せてしまってもお客さまは怒らず、私の口から糞をおいしそうに食べてくれます。
 ほかは部屋にビニールシートを敷いて、寝そべったお客さまの顔に尻を落とし、糞や屁を放ったりしました。お客さまが私に跨がり、糞をすることもありました。あとはやや趣向を変えて、こんな遊戯をしました。お客さまの申しつけの通り、中世の貴婦人のような装いをして、お客さまはそんな私に――小さなレディー、君はどんなふうにおトイレをするんだい? と聞きます。私はバッスルスカートをパニエごとまくり、スカートとパニエの端の一部をコルセットと腰の隙間に挟んで、用意されていたおまるに跨がりました。ショーツは穿いていなかったので、そのまま排出します。
 下剤を飲んでいたのと、もう羞恥心なんて薄れているのとで、ハイヒールを履いた足で踏んばりつつ、派手な音を立ててすぐにおまるの中を下痢便で一杯にしてしまいました。お客さまは――そう、どんなお嬢さんでもうんこをするときはヤンチャだ! そんな大きな音を出して! と、笑い転げます。さらに下痢便に指を入れて――これはホットチョコレートのような味がするのかな? と、舐めて――違う! 臭い! 苦い! と、やはりお腹を抱えて笑うのでした。
 ……尾籠な話はまだつづきます。次は、優しそうな顔立ちをした若い男性のお客さまがいらっしゃいました。その方はガウン姿でなにやら荷物を持って私の部屋に入ると、使用人にたくさんのお酒を運ばせて子供の私に酌み交わそうと誘ってくださいます。苦くて辛い、アルコール度数の高いお酒を少しずつ、一生懸命飲みながら遊戯の内容の打ち合わせをしました。
 遊戯の内容を考慮して、私が――ビニールシートを敷いたほうがいいのでは? と、聞くとお客さまは――大丈夫。それより、早くこれを着てくれ。と、荷物の正体である赤地に白の水玉模様のワンピースを私に差し出します。酔ってふらふらになる前に、いかにも少女らしいそれに袖を通し、二人きりの酒宴をつづけました。使用人におつまみも持ってこさせ、お客さまにすすめられるがままにジャーキーやチーズを食べました。
 二時間ほど経つと私はもう呂律が廻らず、うまく会話をすることもできません。しかしお客さまはもっと飲むようにと、すすめるというより命令します。気持ち悪いのをこらえて一口飲みましたが、胃袋が拒絶しているのがわかりました。打ち合わせの通り慌ててお客さまに顔を寄せてから、勢いのよすぎるホースの水のように反吐を噴き出しました。肉とチーズを具にした、アルコールと胃液のスープをお客さまは全身に浴びてしまいます。
 ――ああ、なんてことしてくれるんだい。と、お客さまは嘆声をあげながらも、べとべとになったガウンを開けて勃起した陰茎を露わにしました。そして嘔吐物を手ですくい、それを陰茎に擦りつけて扱きながら――でも不思議と、ペニスが立っているよ。ねえ君、女の子の格好をした男の子にゲロ吐きかけられて興奮している、こんな僕をどう思う? と、おたずねになります。嘔吐の発作が落ち着いてから、無礼を働くことに対する恐怖心がアルコールでだいぶ薄れた私は――気持ち悪い、です……と、あと二言三言、打ち合わせの通り悪口を言いました。お客さまはいっそう興奮した様子で陰茎を扱き、さらにもう片手で嘔吐物を肛門に入れるような動作で後ろを慰めはじめます。
 放出すると今度は床に手をついて、お客さまは零れてしまった嘔吐物と精水を舐め取りはじめました。……しかし、しばらくするとさすがにお客さまは耐えられなくなったのか戻してしまいました。増えたスープの鼻につくにおいと、お客さまの嘔吐の様子に刺激されて私もまた吐いてしまいます。お客さまは申し訳なさそうに両手を合わせて――ごめんよ、綺麗に掃除するつもりが……とうなだれてから、使用人に掃除用具を持ってこさせました。でも掃除するのは使用人ではなく、お客さま自身です。掃除中、お客さまは再び勃起してしまいました。そのあと、改めて使用人が掃除をしました。
 それから、ひたすら尿を飲み合いたがるお客さまや、私に女装をさせて、いざ遊戯のとき私の性別を知らないという設定でドレスを脱がせ、激怒する振りをして私をひどい目に遭わせてから、そのまま激しく放出するお客さまなど多種多様な方たちのお相手をしてきました。……が、ここでそろそろ笹沼ご一家についてお話ししたいと思います。あのお茶会以降、私をよくご指名してくださいました。とくに夫人は、私をかわいがってくださいます。
 夫人はお一人でいらっしゃったときは、よく男のような装いをしていました。まとめた髪を中折れ帽子で隠して、胸を潰し紳士用のスーツを着て、化粧はごく薄めに施していました。いかにも中性的な美男子といった風貌で、最初は声を聞くまでどなたかわからなかったほどです。そして夫人はスラックスの前だけを開き、疑似の陰茎を使って女装した私を抱くのでした。
 夫人は私の陰茎を――大きなクリトリスだ、と称して笑い、たっぷりと前戯をしてくださったあと――ほら、俺の立派な一物を遣るぞ、感謝しろ。と、挿入します。仮定の陰核を擦られながら打ち込まれて、私もこれには興奮を覚え、気を遣ってしまいました。しかし夫人は、ことがおわると私が快楽の余韻に浸っているうちに、抱いたらもう用はないと男らしく部屋から出ていってしまいます。男装時は本物の少女を抱くほうがお好きなようです。
 でも、私がもう少し大きくなって、夫人と並んだら恋人同士のように見えなくもなくなってきてから、夫人は男装姿で私を頻繁にデートに誘ってくれたりしました。もちろん、私は女装です。カフェで夫人が――男の子の奴隷たちのなかで、異性装は君がいちばん映えるよ。と褒めてくださって、嬉しかったのを記憶しています。
 で、夫人が自分を抱くように命令なさるのはスカートを穿いているときか、夫君を連れているときです。陰茎が育つ前の私では、夫人のポルチオ性感帯を刺激することは難しく、ペニスバンドをつけました。交わっているあいだ、夫君は床に正座して手淫をしていました。
 おえると私は夫人の命令で、ベッドからおりて夫人に奉仕した疑似、成長してからは本物の陰茎を夫君にしゃぶらせました。そのまま夫君を罵ったり、疑似の陰茎で犯したりすることもありました。糞をして、それを食べさせることも。夫君は勃起はしていましたが嗜糞の気はないらしく、相当つらそうでした。夫人が夫君に近寄って――どんな味がするの? 影次のは。と、夫君の汚れた口元から人差し指で糞を取り、チョコレートでも舐めるように口に含んだのを見たときはドキッとしました。美女に自分の糞を食べられるのは妙な気恥ずかしさを感じます。
 そして、お一人だとめったにいらっしゃらない夫君より、夫人に連れられて楽園を訪れる頻度の高かったご子息について。彼はエデンに来てもリンボへ引っ込むことが多く、ある日夫人が私に――ね、あたしはほかの子と遊んでいるから、息子に付き合ってあげて。お友達になってあげてちょうだい。と、頼みます。彼はエデンに連れていってもらっている手前、夫人には逆らえないらしく、とくに気に入っている奴隷がいる様子もなかったので、私が付き従っても別になにも言いません。
 リンボにおりるのは怖かったのですが、私は檻に入れられてしまうことはないと、なんとか自分を安心させました。檻の中、不憫な奴隷にはしゃぎながら暴行を働く少年の姿を、柵の外から時折目を逸らしつつ眺めます。……彼は奴隷の外見や性別にこだわりはないようでしたが、たまに女の子を加虐しているときは妙な気持ちに駆られて目が離せませんでした。鞭の棘が柔肌に引っかかり、無理に引いた瞬間の短い悲鳴と滴る鮮血!
 ……散々奴隷を痛めつけたにもかかわらず、少年の興奮覚め遣らぬときは檻の外で血が出ない程度の暴行を受けました。愛撫のかわりに殴打されて、乱暴に抱かれます。彼は私がお客さまに逆らってはいけないという決まりを忘れて嫌がれば嫌がるほど高まるようで、抱かれるというかほとんど強姦でした。首を軽く絞められたり、コルセットの上からでも息が詰まるほど腹部を殴られたりしました。犯されながら首筋を圧迫されるのはやや興奮しましたが、彼は間違っても私に放出をさせてくれません。
 彼はしばしば、自身の精水を私の目に垂らして嫌がらせをします。精水は目の粘膜を冒す性質があるので、非常に痛いのです。白濁した涙を流し、苦悶している私を彼は指差して笑うのでした。……このように彼の相手を務めるのは苦難がすさまじく、ましてやお友達になるだなんて到底無理に感じましたが、加虐欲が落ち着いてからなら普通におしゃべりすることもできました。欲を発散させたあとは、だいたいの人がおとなしくなるものです。
 彼に馴れてくると年が同じであることもあって、私の口調はつい砕けていきました。それを不快がる素振りは見せなかったので、彼の暴虐な趣味に対して軽く文句を言うことも。彼はけらけら笑って流してしまいますが。……少しずつ、気が置けない仲になってゆけました。
 そしてご家族そろっていらっしゃった場合、夫君はさながら集団リンチの被害者状態です。こんなふうに、笹沼ご一家を歓待させていただきました。
 ……あとほかに語るべきところは、私が十四になってから、懐かしい方がお客さまとしていらっしゃいました。施設長です。――久しぶり。調子はどうだね? と、神父らしい黒のローブをまとった施設長は声をかけてくださり、応答してからふと私は先生のことを思い出して、気になったのであれこれとたずねてみました。どうしているのか以外に、先生はここに遊びにくることはないのかなど。施設長は――今は新しい子に夢中になっているよ。あと先生には楽園で遊べるほどの財産も身分もないし、なにより処女を失った君にもう興味はないだろう、と。
 ちょっと寂しくなりつつ、施設長との遊戯に耽りました。私に修道女の格好をさせて、ワンピースの裾をまくり尻にロザリオを捩じ込んでから、素晴らしい鞭さばきで快楽へと導いてくださいます。施設長はたかぶると鞭を投げ捨てて、ロザリオを抜き、後背位で私を犯しながら神に対する罵詈雑言を叫びました。そのまま施設長は放出を体内で済ませると、私をしゃがませて尻の下に私物の聖杯を置きます。そして神の血を受けるための聖杯に、ソドミーで発散した施設長の精水を注ぎました。
 それから施設長は気紛れに私をご指名してくださいましたが、家で十分快楽は満たされているのかごくたまにしかエデンへお越しになられません。近年ではさっぱりです。
 ところで、子供の成長というものは目まぐるしく、十代もなかばになると私の肉体は色々と変化しはじめました。身長はあっと言う間に百七十近くまで伸び、骨格なんかも男らしくなってきてしまいます。喉仏が目立ち声は低くなり、陰茎が増大して、亀頭は皮をかぶらなくなりました。ウエストはコルセットのおかげかたいして筋肉はつかず、柳腰を保っていましたが。……それより、いちばんの問題は体毛です。
 ただの産毛が硬く、太くなってしまう前に、リンボの手術室で電気針を使って全身の毛根を破壊してもらいました。とても痛くて大変でした。腋と陰毛は好むお客さまが結構いらっしゃるので、除去するかしないか旦那さまと使用人が相談していましたが、結局は旦那さまの命令で処理しました。旦那さまが――影次はお客さま方に奉仕する奴隷だがね、あくまで私の子だ。私好みにしておきたい、と。ああ、保護されているのだなと安心感があり、嬉しかったです。私の外見に著しく影響を及ぼすような遊戯は、旦那さまが禁止していますね。
 しかし、いくら私の肌が女性のように美しくとも、やはり年を取ると離れてしまうお客さまがいます。でも、新しいお客さまも増えました。やや筋張ってしまいましたが、伸びてモデルの持ち物のようになった私の脚に名家のご子息で大学生の、株で儲けていらっしゃる知的なお客さまが恋をしてくださいました。その方は私の脚にキスの雨を降らし、かわいい靴下やセクシーなタイツをプレゼントして、うっとりと綺麗な脚だと賛美してくれます。私自身、脚は体でいちばん自信のある部位です。
 お礼を述べると――淫売は黙ってろ、と言われてしまいました。私は思わず言葉を失い、お客さまは――ああ、こんなに美しい君がなんでこんな嫌らしい奴にくっついているんだい? と、嘆きながら脛に頬を擦りつけます。お客さまが恋をしているのは、あくまで私の脚なのでした。
 うっかり脚に傷をつけたら、このお客さまから大変怒られると思って、ほかのお客さまに鞭などは間違っても脚に当てないでくれと必死に頼み込みました。笹沼家の意地悪なご子息に頼んだら、心底後悔する結果となりましたが……。
 あと、私の容姿が大人に近づいてくると、熟しつつも小綺麗な女性のお客さまからご指名をいただきました。この方との遊戯は、使用人の協力が不可欠です。まず、お客さまはアバヤと呼ばれる目元と手以外をすっぽり隠す、アラビアの黒い民族衣装をまとい、使用人と一緒に私の部屋にこもりました。そのあいだ、私は部屋の外で男性用の民族衣装、カンドーラという白く丈の長いワンピースのような服を着て、頭にターバンを巻きます。そしてドアに耳をつけて、お客さまの悲鳴と喘ぎ声に聞き入りました。
 そのうち――あたし、なんだか変ですわ。という台詞の声の下から、絶頂を知らせる悲鳴が響きます。用意してあった半月刀を装備して……もちろん偽物の、ほとんど玩具のような代物です……ドアを開け、室内へ踏み込みました。ベッドの上、アバヤを乱したお客さまの開いた脚のあいだで、股間を露出していた使用人が慌てて足首にまるまっているスラックスと下着をあげてから、私を押しのけて部屋を飛び出します。
 私は眉間に皺を寄せて怒りの表情を作るよう努め、お客さまに近づきました。お客さまの陰毛は破瓜を演出するための血糊と、おびただしい愛液で濡れそぼっております。私は女陰に乱暴に触ると、ねばつく手をお客さまのヴェールに覆われた顔の前にかざし――嫁入り前に純潔を失い、そのうえ快楽を感じてしまうとは恥知らずな娘よ。と、台詞を吐きました。お客さまは体を起こし、私の服の裾を掴んで――違うのお兄さま! 暴漢が無理やり……と、すがってきます。私はお客さまの兄という設定でした。
 お客さまの官能を冷まさないよう、頬を手加減なしで張りました。そのまま語調を荒らげて――言い訳をするな! 純潔を守れなかったほうが悪い! いや、お前が誘惑したんだろう? こんなに濡らして! と、怒り狂いながらお客さまを何度も叩き、ベッドから引きずりおろして、体中を蹴りました。――許してっ! 許してっ! と、泣きわめくお客さまに、私は厳格なイスラームの教えに則って――お前は家族の恥だ。俺は長男として、家族の名誉を守るためにお前を殺さなくてはいけない! と、容赦なく死刑宣告をしました。
 半月刀を抜き、すすり泣きつつ首を差し出すお客さまのうなじに刀をあてがいます。――お前のような恥さらしは赤子のうちに殺してしまうべきだった。と、悔やみ、刀を振りあげ、首筋を打ちました。お客さまはバタッと床に伏し、二、三回痙攣して見せたあと、そのまま沈黙しました。性的なことに触れる機会のなかった、禁欲なイスラームの少女が結婚まで死守しなければならない処女を強姦で奪われ、あろうことか初めての性交に興奮を覚えてしまい、肉親から名誉の殺人として私刑に処される……という筋書きの少女の死体にお客さまがなりきって、快楽の極みを漂っているのを邪魔しないよう静かに部屋を退出します。これで遊戯はおわりです。
 このお客さまの趣味は共感するところが多く、遊戯がおわってからよく手淫しました。
 ……最後に、奴隷たちから神様と称されている、屈強そうな体と顔つきをした男性のお客さまをご紹介したいと思います。噂だとこの方はたまにエデンにいらっしゃっては、とくにこだわりのない様子で奴隷を選び、それからはほぼ毎日選んだ奴隷のために一定期間エデンへ通うらしく、ある日ついに私をご指名してくださいました。お客さまは真顔で――肛門で達したことはあるかい? と、たずね、私は正直に――薄ら快感はありますが、後ろだけだと放出するほどではありません。と、答えました。すると、お客さまは――真の肛門快楽は放出などしないよ。俺が教えてあげよう、と。これでお客さまのお相手をすることが確定したのです。
 で、なぜに神様と呼ばれているのかというと……。まず、お客さまは私の部屋に来るとすぐに性行為はせず、使用人にお菓子を運ばせて、歓談を楽しもうと誘ってくれます。失礼は承知の上で、私の目にはお客さまはちょっと怖面に映っていたのですが、お話ししてみると非常に気さくな方でした。十分リラックスしてからベッドに仰向けに寝て、お客さまは私の脚のあいだに座ります。
 ――なにかスケベな想像でもしてな、と、お客さまは私のショーツを脱がせ、後ろをローションで濡らしてから、きちんと爪を切っている指で優しく前立腺を叩いてくださいます。もどかしく、なんだか切なくなってくるような独特の気持ちよさと、かすかな尿意を感じました。さらにもう片手で、羽毛が触れていると錯覚しそうな絶妙な加減で、太腿や乳首を撫でてくれます。お客さまの愛撫の技術は講習のときの戸渡さん以上です。
 陰茎に触って欲しくなりましたが、お客さまはそこにいっさい手をつけません。だいぶ長いこと中を愛してもらいましたが、とくに進展しませんでした。お客さまは――大丈夫。君ならそう時間はかからないよ、と指を抜き、ご自身は陰茎を露出することなく部屋を出ていきます。それから毎日、私の後ろに指や色々な道具を挿入なさいました。少しずつですが後ろを弄られていると、なんの刺激も受けていないはずの陰茎が痺れているように感じたり、肌を撫でられただけでぞわりとした感覚が下半身に広がったりするようになりました。
 そして、肛門快楽に目覚めた日。もどかしい快感が、その日はジワジワと高まっていくのがわかりました。尻の中が脈打っているように感じられ、心臓が異常に振動しはじめます。そのまま快感のある一線を越えた瞬間、私は無意識に絶叫をあげていました。下半身が電撃を流されたみたいに痙攣し、陰茎は半立ちでカウパーしか漏らしていないのに十分すぎるほどの肉体的快楽があります。むしろ射精しないぶん快楽は萎むことがなく、お客さまの指の動きがとまるまで、私はスケベな想像に使っていた女体化した自分と一体化している気分で喘ぎ、シーツを乱しながら何回も達しました。
 しばらくしてから、お客さまは息も切れ切れの私に――これからは、手淫も性交も百倍楽しくなる。と、大変満足気に微笑みました。手淫するとき後ろに使う道具は指やエネマグラのほかに、綿棒やマドラーが手軽にドライオーガズムを得られるからおすすめだとアドバイスを残し、お客さまは私のもとを去っていきます。奴隷なのに、奉仕を受けてしまったような気分でした。ふと――快楽を感じられる箇所は、広げたほうが人生楽しいですよ。という、戸渡さんの言葉を思い出しました。
 奴隷の女の子が、神様のおかげで膣のよさがわかったと言ってましたっけ。このように、お客さまは未開花の体を開花させてあげるのが趣味のようで、まさに奴隷からしたら神様のような素晴らしい方なのでした。
 ……だいぶ省略してしまいましたが、こんなふうにお客さまを歓待しながら奴隷生活を送りました。階段のポールにボンデージされて放置されたり、催しがあるときは舞台の上で過激なことをしたりされたりと重労働だったり、ヘマをしてお客さまに嫌われてしまったり、楽ではありません。でも、お客さまと快楽の趣味が合ったり、気に入ってもらえれば遊びに連れていってもらったり……ドバイ旅行しました……と、楽しいこともありました。奴隷と言えど、うまく立ち廻れば結構いい生活ができます。
 慣れてしまえば天使の家の生活とさほど変わらない、いえ、家ほど単調でもなくまだ楽しみがありました。……しかし、年月が経つと慣れすぎてしまいました。
 奴隷のクセに、とお叱りの声が飛んできそうですが……だんだん、慰安してくれる少女たちや鞭打ちに爆発的な喜びを感じなくなってきたのです。つまり、飽きてしまいました。私は元々快楽主義の性質があったのか、自分の快楽が薄れてしまった途端、最初のうちは緊張しつつ丁寧にやっていた仕事もなんだか流れ作業のように感じて、振るわなくなってしまいました。想像力も落ちて、小さな快楽があっても妄想で倍加することができません。
 刺激を求めて、仕事でもないのにリンボにおりてみたりしました。どことなく見覚えがあるようなないような奴隷たち……両脚を切り落とされた例の彼女は、いつの間にかいなくなっていました……を見ても、ドキドキはしますが前ほどではありません。これなら、怖がらないで遊んでおけばよかったと後悔しました。ふと、手ひどく裏切られ、両脚をなくした例の彼女を抱いて、その悲惨さをもっと生々しく感じてみればよかったとも。
 ……涸れている私に気づいてくださったのか、私が十八になる月に旦那さまがあるプレゼントをしてくださいました。ところで、私は長いこと恋をしていません。小夜子に対する恋心はとうに忘れ、悲しみで夜眠れないなどということも気づいたらなくなっていました。奴隷の少女たちは慰安してくれるとき以外はお客さまのお相手で忙しく、そこまで関わることがないのと、性的に奔放すぎる少女たちに恋心まで抱くことはありませんでした。……旦那さまはそんな私に恋をプレゼントしてくださったのです。そしてその恋は、私の引退のきっかけになりました。次回から、このプレゼントについて語ります」

2015年6月26日公開

作品集『咎の園』第4話 (全9話)

© 2015 山本ハイジ

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