いや、おかんがいうには、私は教会で洗礼もうけたプロテスタ――

imadawaninarazu

小説

35,747文字

ぜんぶ、ほんとうです、うそだけど。https://www.google.com/search?q=%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%80%E6%96%87%E3%82%A2%E3%83%AB&sxsrf=ALiCzsb1D_jCCrDWXUx3XwVnPshr5ERNkQ%3A1671579350758&ei=1kaiY4f4LdLXhwOu0YmIDQ&ved=0ahUKEwiHu6mrron8AhXS62EKHa5oAtEQ4dUDCA8&uact=5&oq=%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%80%E6%96%87%E3%82%A2%E3%83%AB&gs_lcp=Cgxnd3Mtd2l6LXNlcnAQAzIFCAAQogQyBQgAEKIEOgoIABBHENYEELADOgUIABCABDoJCAAQBRAeEPEEOgsIABAIEAQQHhDxBDoFCCEQoAFKBAhBGABKBAhGGABQugRYmihgry1oAXABeACAAcoCiAGHFJIBBTItNi4zmAEAoAEByAEKwAEB&sclient=gws-wiz-serp
https://icchibanketu.wikiru.jp/index.php?%B8%B5%A5%CD%A5%BF%A1%A6%CD%B3%CD%E8

【世界観】
発達した科学技術などにより、人類があらゆる困難を克服した近未来。
あらゆる病は根絶した。自然はすべて人工的に管理され、自然災害を起こすこともない。徹底した治安維持のため、犯罪はすべて未然に防がれる。
何もかも想定内の予定調和な日々を過ごす人々。予想外なことなんて何ひとつ起こらず、非日常は夢のまた夢。
決められたことを淡々と繰り返すだけの毎日に皆、飽き飽きしていて常に刺激を求めていた。
中でもその傾向が強い者たちが、退屈を紛らわせる娯楽として、人類がいまだ解明できていない未知への恐怖、すなわち怪談に没頭することもまた想定内の帰結と言えよう。
そうして、結成された「会談を語る会」に今日もまた、刺激を求めて人々が集まる。
「会談を語る会」には「会談を科学などの現実的な観点から論破しない」などといった決まりがいくつかあるが、その中でも異彩を放つものがある。
それは、「会談を語るとき、その怪談を自分が経験したものとして話すこと」というものである……。

ところで、言霊(ことだま)というものを知っているだろうか? そう、古代日本では、言葉には霊力が宿っており、発せられた言葉を実現させる力があると信じられていた。
よって、発した言葉や語った怪談には責任を持たなければならない。その身をもって責任を果たすべきだ。
結果として、「会談を語る会」に出席したものは徐々に己が語った怪談に呑み込まれていく。
だが、それも彼らにとっては本望だろう。なにせ、待ちに待った娯楽ではない本物の非日常なのだから。

ようこそ「会談を語る会」へ。ここは、新たな怪談——“鬼”——が生まれ落ちる場所。


2022年12月21日公開

© 2022 imadawaninarazu

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